薮下研究室

８回に渡って知覚動詞と使役動詞を説明してきましたが、ここでちょっとまとめておきます。
【人はする・している】
■知覚動詞
「人がするのを聞く」＝hear＋人＋原形
I heard you call my name.（僕は君が僕の名前を呼ぶのを聞いた）
「人がしているのを聞く」＝hear＋人＋現在分詞
I heard you calling my name.（僕は君が僕の名前を呼んでいるのを聞いた）
■使役動詞
「人にさせる」＝make, let, have＋人＋原形、get＋人＋不定詞
I made you call my name.（僕は君に僕の名前を呼ばせた）
I got you to call my name.（・・・・・・・・・・・々・・・・・・・・・・・）
「人にさせている」＝×

【モノは人によってされる】
■知覚動詞
「モノがされるのを聞く」＝hear＋モノ＋過去分詞
I heard my name called by you.（僕は僕の名前が君によって呼ばれるのを聞いた）
■使役動詞
「モノがされるようにしてもらう・されてしまう」＝have、get＋モノ＋過去分詞
I had[got] my name called by you.（僕は君に僕の名前を呼んでもらった、僕は君に僕の名前を呼ばれてしまった）

【受け身の時のtoの復活】
■知覚動詞
「人＝聞かれる」＝人 is heard to不定詞
You were heard to call my name.（君は僕の名前を呼ぶところを聞かれた）
■使役動詞
「人＝させられる」＝人 is made to不定詞
You were made to call my name.（君は僕の名前を呼ばされた）

【例外】
■知覚動詞
コントロールできないモノは自動詞で「モノがする・しているのを感じる」
■使役動詞
「人に～させておくわけにはいかない」は「won’t [wouldn’t, can’t] have＋人＋現在分詞」

【第１４章　不定詞（２）】
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