先ずは「人」について述べる文でやってみましょう。次の4つの日本語は「彼」という「人」について全く同じことを言っています。
①彼はクラスの中で一番背の高い男の子だ。
②彼はクラスの中の他のどの男の子よりも背が高い。
③クラスの男の子は誰も彼よりも背が高くない。
④クラスの男の子は誰も彼と同じくらい背が高くはない。
英語にするとこうなります。
①He is the tallest boy in his class.
②He is taller than any other boy in his class.
③No other boy in his class is taller than he.
④No other boy in his class is as tall as he.
この書き換えができるようになるには、次のパターンを早く頭の中に入れることです。
A is the ~ est [人・物・その他] in[of]B
A is ~ er than any other [人・物・その他] in[of]B.
No other [人・モノ・その他] in [of] B is~er than A.
No other [人・モノ・その他] in [of] B is as~asA.
AはBの中で一番~な[人・モノ・その他]だ。
AはBの中の他のどんな[人・モノ・その他]よりも~だ。
Bの中でAよりもっと~な[人・物・その他]はない。
Bの中でAと同じくらい~な[人・モノ・その他]はない。
まず、①の最上級と一緒に使う「Bの中で」の意味のinやofですが、こう考えます。
in+グループや集団全体に付いた名称
of+人称代名詞や数字
また、②でthan any other [人・モノ・その他]になるのは、世の中には「人」と「モノ」しかないのだから当然です。「その他」のところには、具体的な人やモノの名前が来ます。
他のどんな人よりも
他のどんな物よりも
他のどんな先生よりも、他のどんな川よりも、他のどんな××よりも
anyがわからなければ肯定文の中のany(構文006)を読み直してください。
③④のNo other[人・モノ・その他]のnoもotherも形容詞です。noは「ゼロの~」の意味だから、こう考えられます。
ゼロの他の人 → そんな人は他にはいない
ゼロの他のモノ → そんなモノは他にはない
ゼロの他の×× → そんな××は他にはない
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