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【英語の読み方 15】「thatの読み方」 副詞になる

①なせ?どうして?のthat
■僕はあなたに会えて嬉しい。(理由・原因のthat)[なぜ?どうして?のthat
I am happy that I could see you.
副詞のthatの特徴は、文末副詞の位置にあることです。つまり、一通りSVOCが全部出尽くしてからthatが出てきます。特に、この「なぜ?どうして?のthat」は「人 is 感情の形容詞」の直後に来ます。これについては、「これだけ英語構文」の第43構文「なぜ?どうして?のtoとthat」でも説明しましたね。覚えてますか?感情を表現する日本語に「喜怒哀楽」というのがあって、それに当たる英語はこうなります。どれも「人 is 感情の形容詞」の形で使っています。
怒(イカリ)=人is angry / annoyed / irritated  
哀(悲しみ)=人is sorry / sad / lamentable  
喜楽(喜び)=人is happy / glad / pleased  
あ、なぜ「人 is 過去分詞」に「怒っている」「悲しんでいる」「楽しんでいる」のように進行形の訳がつくのかについては、ここを参照してください。さて、なぜ嬉しいのか、なぜ怒っているのか、なぜ悲しいのかを「なぜ?どうして?のthat」が説明してくれるわけです。あ、それから「なぜ?どうして?のto」でも書き換えられます。これについては、「toとthatの互換性」について書いているここを参照しておいてくださいね。
I am happy to see you.

 

②結果・程度のthat
■彼女は親切にも僕に道を教えてくれた。(結果・程度のthat
She was so kind that she showed me the way.
She was such a kind girl that she showed me the way.
さて、副詞のthatにはもう1つ「結果・程度のthat」というのがあって、必ずsoやsuchとセットになって「so~that・・・」や「such~that・・・」の形で使います。soやsuchは両方とも「そのくらい」の意味があって、
・she was so kind=彼女はそのくらい親切でした。
・she was such a kind girl=彼女はそのくらい親切な女の子でした。
のように使います。そして「そのくらい」とはどの程度なのかを説明しているのが「程度のthat」です。一方、soやsuchには「とても~」とか「大変~」の意味もあって、
・She was so kind=彼女はとても親切でした。
・She was such a kind girl=彼女はとても親切な女の子でした。
と使います。そして、彼女が親切だった結果、何してくれたのかを説明するのが「結果のthat」です。じゃあ、soとsuchはどこが違うのかというと、soは副詞だから「親切な」という形容詞を飾り、suchは形容詞だから「親切な子」という名詞を飾っているのです。つまり、
・「so+形容詞、副詞」
・「such+a 名詞」「such+名詞 s」
ということは、最初の例文は正確に訳し分けるとこうなりますね。1つの英文に2つの和訳がついているのに注意してください。
■彼女は僕に道を教えてくるくらい(その程度)親切だった。(程度のthat)
■彼女はとても親切だったので、(その結果)僕に道を教えてくれた。(結果のthat)
She was so kind that she showed me the way.
■彼女は僕に道を教えてくれるくらい(その程度)親切な子だった。(程度のthat)
■彼女はとても親切な子だったので、(その結果)僕に道を教えてくれた。(結果のthat)
She was such a kind girl that she showed me the way.
では類題を解いてみましょう。これは前にセンター試験で出題された英文の一節です。thatが2つ出てきますね。今まで勉強してきたthatの知識を総動員して和訳してください。センターなんて大したことはないと思っているとハマりますよ!正解は次回のブログで。
Modern science has brought so many changes that there is hardly anything in our daily lives that is not different from what it was in the past.

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