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構文078「動詞構文」その6「~を誇りに思う・自慢する」

■彼は今までチェスで負けたことがないと自慢していた。
He had pride in not having been defeated at chess.
=He took pride in not having been defeated at chess.
have pride、take prideで「誇りを持つ」。どんな点でに答えるのが「視点・観点のin」です。前置詞の後ろ(目的語)は動名詞のことシリーズが来てますね。ここで大切なのは「プライド(pride)」という名詞を用いていることです。完了動名詞の否定形not having been defeatedについてはここを参照してください。
■彼は今までチェスで負けたことがないと自慢していた。
He was proud of not having been defeated at chess.
=He was proud that he had not been defeated at chess.
「人is proud」で「人は誇りに思っている」の意味。何のことについてに答えているのが「事柄・関連のof」です。このofはaboutとほとんど同じ意味ですが、「人is proud about事」とは言いません。ここで大切なのは「プライド(pride)」の形容詞形proud用いていることです。あ、これは「人is proud that+文」を使っても表現できます。thatは「ことシリーズです」。このwas proudとほぼ同じ意味の動詞がboastです。boastを使うとこうなります。
■彼は今までチェスで負けたことがないと自慢していた。
He boasted of [about] not having been defeated at chess.
He boasted that he had not been defeated at chess.
前の例文のwas proudをboastedに入れ替えただけです。「事柄・関連のof」も「事柄・関連のabout」も両方使えます。文法的には、このboast ofを「句動詞」と呼んでいます。ならばbe proud ofも句動詞と考えても良いはずですが、厄介なことに英文法ではそうは考えません。
■彼は今までチェスで負けたことがないと自慢していた。
He prided himself on not having been defeated at chess.
prideは同形で名詞「誇り」にも、動詞「誇る」にもなります。ここで用いられているprideは他動詞です。主語と目的語が同一人物の場合、目的語は再帰代名詞化します。つまりselfが付きます。
◇彼は自分のことを誇りに思っている。
He prides him.(×)
He prides himself.(○)
何のことについてに誇るのかに答えているのが「事柄・関連のon」です。これは、さっき出てきた「事柄・関連のof」と同じ意味です。だからといって「人pride oneself of事」とは言いません。boastも含めて、名詞pride(プライド)、同形の他動詞pride、形容詞のproudを使って表現できることを記憶しておいてください。
それでは、類題を解いてみましょう。
He (    ) great pride in his skiing.【④】
①considers・・・・②gives
③pays・・・・・・・・④takes
■彼はスキーの腕前にとても自信を持っている。
He is proud of his skill in driving a car.【中京大】
=He prides (himself)(on) his skill in driving a car.
■彼は運転技術を自慢に思っている。
彼が妻を自慢するのももっともだ。【梅花女子大】
He may well be (proud)(of) his wife.

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