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過去が表せないときのhave+過去分詞(構文049)

■彼女は看護師だったに違いない。(助動詞+原形)
She must have been a nurse.
■彼女は看護師だったみたいだ。(to+原形)
She seems to have been a nurse.
■彼女は看護師だったことを誇りに思っている。(原形+ing)
She is proud of having been a nurse.
英語には過去が表せない場合が3つあります。中学の時に「×××+原形」なんて言ってたあれです。
①助動詞+原形
②to+原形
原形+ing
ともかくこの3つの場合には動詞の原形がくるのだから、過去形は使えない。だから困ったことが起こります。
■助動詞+原形
◇彼女は看護婦であるに違いない。
これは「違いない」と思っている時間も「彼女は看護婦である」時間も両方とも同じ現在形です。だからShe is a nurseのisの直前に「違いない」の意味の助動詞mustをはめ込んでやって、isを原形のbeにすれば良いわけです。
She  ^  is a nurse. → She must be a nurse.
must
◇彼女は看護師だったに違いない。
「違いない」と思っているのは今、でも「彼女が看護師だった」のは昔です。だから、She was a nurseのwasの直前に「違いない」のmustをはめ込むのですが、助動詞mustの後ろは原形なので、wasが原形のbeになってしまうと、過去が表せません。
She  ^  was a nurse. → She must be a nurse.???
   must
これではとっても困るわけです。そこで「過去が表せないときのhave+過去分詞」を使います。
■to+原形
◇彼女は看護師であるみたいです。
「みたいだ」の意味の自動詞seemの直後に、「彼女が看護師であること」がきます。動詞の直前にtoを置いて名詞化したのが「ことシリーズ」ですから、She is a nurseのisの直前にtoをはめ込んでやって、isを原形のbeにすれば良いわけです。意味上の主語はfor herになりますが、主語も彼女自身ですから不要ですね。
She  ^  is a nurse. → for her to be a nurse
to
◇彼女は看護師だったみたいです。
「みたいだ」のseemの直後に「彼女が看護師だったこと」が来るので、She was a nurseのwasの直前にtoをはめ込むのですが、toの後ろは原形なので、wasが原形のbeになってしまうと過去が表せません。
She  ^  was a nurse. → for her to be a nurse???
to
これではブリブリ困るので、「過去が表せないときのhave+過去分詞」が必要なわけですね!
■原形+ing
◇彼女は看護師であることを誇りに思っている。
She is proudで「彼女は誇りに思っている」。前置詞ofは、何に関して彼女が誇りに思っているのかの情報を与えてくれる「関連のof」でaboutと同じ意味です。前置詞の後ろには動名詞が来ますから(忘れた子はここを参照)、She is a nurseのisを動名詞化するためにisを原形beにしてingを付けます。意味上の主語は、所有格のherですが、主語も彼女自身ですから不要です。
She is  ^  a nurse. → her being a nurse
ing
◇彼女は看護師であったことを誇りに思っている。
「彼女は誇りに思っている」の後ろに、「彼女が看護婦だったこと」が来るのですが、She was a nurseのwasを動名詞化するのにwasを原形にしてingを付けてしまうとbeingになるので過去が表せません。
She was  ^  a nurse. → her being a nurse???
    ing
やっぱりブリブリ困るので、「過去が表せないときのhave+過去分詞」が必要なわけですね!

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