Lesson 1 文型(Sentence Pattern)・その2
3-1
Something smells very nicely.
→Something smells very nice.
解説 1-1と同じで、A smell Bは「AはBの臭いがする」の意味の第2文型だから、smellをbe動詞に置き換えても文が成立する。Something is very nice [=good]で「何かとても良いにおいがする」。nicelyは「ちゃんと立派に~する」の意味の副詞で動詞を飾るのでA = BのBの所にはこれない。
3-2
I cannot say you how lucky I was to have a chance to see that famous painting.
→I cannot tell you how lucky I was to have a chance to see that famous painting.
解説 問題としては簡単だけど、この英語は結構難しい。同じ「言う」でもsayは「言う+何を」の第3文型、tellは「言う+誰に+何を」の第4文型を取る。問題文は「誰に」がyou、「何を」がhow lucky I wasなので、第4文型で使えるtellに換えてやる。「言う」についてはここを参照のこと。「何を」のところに感嘆文がくることについてはここを読んで!それにしてもこんなところで「目的語が感嘆文」を扱っても子供たちは混乱しないのか?
3-3
I have decided to marry with her.
→I have decided to marry her.
解説「彼女と結婚する」だから、前置詞withが要りそうな気がするが、marryは他動詞だから「結婚する+何と」の第3文型をとる。他動詞は直後に「何を」の名詞が来るが、自動詞は直後に「何を」は来ずに文末副詞の「前置詞+名詞」がよく来る。だから、marryは自動詞のように見えるけど実は他動詞。「自動詞のようで他動詞」についてはここを参照のこと。
3-4
The group finally arrived the beautiful lake.
→The group finally arrived at the beautiful lake.
解説「Aに到着する」の表現は、自動詞でget to A、arrive at A、他動詞でreach Aの3つ。
4-1
As we grow older, we learn that human beings have many problems.
解説 A grow Bは「AはBになる」の第2文型。be動詞に置き換えてWe are old(僕らは年だ)としても文が成立する。「A=Bの仲間」についてはここを参照のこと。asは「~するにつれて」の意味の接続詞。
4-2
I think that we should keep it a secret.
解説 keepは「ある状態にしておく+何を+どの様に」の第5文型を取る。
4-3
If you give me either book, I will lend you this dictionary.
解説 lendは「貸す+誰に+何を」の第4文型を取る。
4-4
Who left the door open after school?
解説 leaveは「そのままにしておく+何を+どの様に」の第5文型を取る。特殊疑問文だけど、主語が疑問詞になるときはdo、does、didは付かない。つまり、He left the door open→Who left the door open?
4-5
Do many students find this question difficult?
解説 このfindは「発見する」よりも、経験からそうだと「気づく」とか「感じる」と訳出するとカッコいい。findは「気づく+何を+どの様に」の第5文型を取る。
5-1
You should keep the room moist.
解説 keepは「保つ+何を+どの様に」の第5文型を取る。「湿気のある」の形容詞がmoist。保湿効果の高い「モイスチャ・リンス(moisture rinse)」は和製英語。moisturizeで「保湿する」、語尾を-erにしてmoisturizer「保湿機能のあるもの」が正しい。
5-2
I remember that my sister made me a doll.
解説 makeは「作る+何を」の第3文型だけじゃなくて、「作ってあげる・くれる+誰に+何を」の第4文型も取る。thatは「ことシリーズのthat」で、目的語「何を」のところに来ている。
5-3
Regular exercise will make you feel well.
解説 「する・させる+何に+どの様なことを」の第5文型。だから「定期的な運動は君に体調の良さを感じさせる」が原義。この「make人+原形不定詞」で使うmakeのことを使役動詞を呼んでいる。まさかとは思うのだけど、この「Lesson1 文型」のところで使役動詞も教えるつもりなのか?「Lesson5 不定詞」の知覚・使役動詞のところで扱うべきじゃないのか?!さらに言うと、問題文の「体調はよくなるでしょう」の意味を英文に反映させるには、makeじゃなくてhelpだろう。つまり、Regular exercise will help you [to] feel wellの方が断然良い。使役動詞に関してはここを参照のこと。
5-4
He left for Tokyo on his own last Monday.
解説 このleaveはもともと他動詞で「leave+現在地+for目的地」の形で使う。だからHe left Nagoya for Tokyo.(彼は名古屋を出て東京に向かった)だったかもしれない。forは「ここにないモノ・欲しいモノを指すfor」。on his ownで「彼一人で」。
6
Don’t leave the work unfinished.
解説 leaveは「そのままにしておく+何を+どの様に」の第5文型を取る。「何を=どの様に」の関係なので、The work is unfinishedとしても文が成立する。finishは「させる系の他動詞」じゃないので、「人はしている」「モノは人によってされる」、言い換えると「人is -ing」「モノis -ed」のルールに当てはまっている。
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5 Comments
3-2で
上と下の文でchanceがchatになってるのは
ど~してですか?
直しました。
6番の別解で
You mustn’t keep the job unfinished
でも間違ってませんか?
G組
You must not leave the job unfinished.ならOKです。でもkeep the job unfinishedとは言いません。どうしてかというと、「keep+O+C」で「意図的にOをCの状態にしておく」の意味なので、その仕事を意図的に中途半端な状態にしておくの意味になって、そんな奴は首になります。
ありがとうございました( ´ ▽ ` )ノ
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