進研模試・総合学力記述模試・4月(2)
前から、この間受験した模試を「マーカ抽出法」を使って解いています。
アElectromagnetic radiation from electronic devices is not harmful to human health.
イWhen birds are kept in a laboratory, they don’t know when it’s time for them to migrate.
ウBirds caged in the city had trouble facing the direction they should migrate.
エKirschvink says that the research by Mouritsen’s team was not well-organized.
オMouritsen invented a new screen that protects us from electromagnetic radiation.
カMany scientists proved that electronics confuse animals’ magnetic sense.
アの選択肢からマーカを抽出するとき、1語の名詞にはこだわらず、Electromagnetic radiation from electronic devices(電子機器からでる電磁放射線)という名詞の塊をザックリとマーカにしました。今回はは選択肢イからマーカを抽出しましょう。
設問によっては、絶対確実に本文中に登場するマーカがあります。それを「確定要素」と呼んでます。例えば、ReadingDrill第11回(2)でやったやつです。
設問2Peng Xizhe and Zuo Xuejin believe couples should be able to plan their own families because ( ).
(A) more workers would help the younger generation
(B) lonely children should have brothers or sisters
(C) There would be more females
(D) childbirth is a basic right
今回の進研模試とはタイプが違いますが、赤い部分が確定要素です。だって、赤い部分の理由を尋ねているのですから、赤い部分が正しいことは確定しているわけです。では、選択肢イを見てみましょう。
イWhen birds are kept in a laboratory, they don’t know when it’s time for them to migrate.
これもさっきと同じで、接続詞によって2つの文が結ばれていますね。この様に、設問文や選択肢が2つの文で出来ていたら、どちらか一方が確定要素です。つまり、「鳥たちが実験室で飼われている場合、自分たちが渡りをする時間が分からない」の赤い部分と青い部分のどちらかは本文中にそう書いてあるはずなのです。
そして、作問委員は赤と青のどっちで「ウソ」を付くかというと、「自分たちが渡りをする時間が分からない」の方です。あ、「本当」かもしれませんがね。どうしてかというと、鳥の渡りを研究しているのだから、実験室で鳥を飼っているのは当たり前で、こっちが確定要素のはずです。ここら辺の頭の使い方が大切です。
それから、ここでもう1度繰り返しておきたいのですが、マーカがヒットした文がいつも根拠文だとは限りません。前回やった選択肢アもそうでしたが、マーカがヒットした文の次の文が根拠文でしたね。さらに言うと、マーカ抽出法で「根拠段落」の特定するという発想も大切です。そう、根拠文じゃなくて根拠段落。特に、1つの段落がそんなに長くないような場合は、根拠段落の特定に頭を切り換えるべきでしょうね。
さて、「when birds are kept in a laboratory」をザックリとマーカにして、本文中にそれを探してみると、第3段落に同じような記述が見つかります。
¶3Even when held captive in a lab, birds know when it’s time to migrate. They move restlessly in their cages. They try to face in the direction they would fly away, if outdoors. But the birds can’t always line up correctly, notes Henrik Mouritsen. He’s a biologist at the University of Oldenburg in Germany.
labがlaboratoryの省略表現であることは常識です。これが分からなければ、英語を読む量が全く不足しています。held captiveという表現は、They hold birds captiveの第5文型で、「彼らは鳥たちを捕らわれの状態にしておく」くらいの意味の受け身です。つまり、When birds are kept captiveを分詞構文化して、接続詞の意味をハッキリさせたくて残しておいたのが本文の英語です。でも、こんなことが分からなくても、captiveがbe keptと同じだと気がつかないといけません。そして、直後にbirds know when it’s time to migrateとあるので、イも誤りだと分かります。
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