ReadingDrill第21回(4)
前からReadingDrill第21回の解説をやってます。第16回目から、今年のセンター英語を使って「マーカ抽出法」の演習をやってます。今回は設問4の下線部訳を解説します。
I find it encouraging that the list of scientific studies using citizen scientists is quickly getting longer. Still, we’re just beginning to realize the potential of citizen science. So more scientists need to recognize how much volunteers can contribute to professional research. As I see it, it’s time for us to expand the old, conservative view of “science for people” to include a more democratic one of “science by people.”
この下線部訳はとても簡単そうに見えますが、結構間違えます。「どんなにたくさんのボランティアが科学者がやってる研究に貢献できるか」ではダメです。数えられるものの数がたくさんあるのがmany、数えられない程度が大きいのがmuchでしたね。manyはこんな具合です。
⊿たくさんの子供たちがハンバーガーが好きです。
Many children love hamburgers.
⊿どのくらいの子供たちがハンバーガーが好きですか?
How many children love hamburgers?
これを間接疑問文にするとこうなります。
⊿どのくらいの子供たちがハンバーガーが好きかということ
how many children love hamburgers
一方、muchは程度ですから、こんな具合です。
⊿子供たちはハンバーガーが大好きです。
Children love hamburgers very much.
⊿子供たちはどのくらいハンバーガーが好きですか?
How much do children love hamburgers?
これを間接疑問文にするとこうなります。
⊿子供たちがどれほどハンバーガーが好きかということ
how much children love hamburgers
一番最後の英語が、下線部と同じなわけです。
⊿科学者がやってる研究に、ボランティアがどれほど貢献できるかということ
how much volunteers can contribute to professional research
professional researchは「プロの研究」よりも「科学者の研究」の方が良いでしょう。ここで「アマチュア」と対立する「プロ」は、科学者のことですからね。以上のことから、正解は次のようになります。
科学者がやってる研究へのボランティアの貢献度がどれほど高いかを、もっと多くの科学者が認める必要がある。
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