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今井君からの質問

<質問>
2014年度の名城大学経営・経済の問題に次のようなところがあります。
Last year, the drilling ship Hakurei made its debut before the mass media.  It drills deeply into the ocean bottom in search of deposits created by underwater volcanic activities.  These deposits may contain amounts of gold, silver, and other heavy or rare metals.
このamounts of gold, silver, and other heavy or rare metalsという表現は正しいのでしょうか?文脈から、large amounts ofとかvast amounts ofになると思うのですが、薮下先生の考えを聞かせてください。これは名城大学を受験する友人からの質問です。
<回答>
今井くん!これも君が言うとおりで、ここでamounts ofは不適切ですね。lots ofか何かと間違えているのではないでしょうか。最後の英文は「この堆積層には、相当な量の金、銀、そして重金属や希少金属が含まれている」くらいの意味になるはずですから、amounts ofで放置しては意味が通りませんね。これって、名城大学の先生の出題ミスなのでしょうか、それとも赤本の編集ミスなのでしょうか?!どちらにせよ、ひどいミスです。名城大学は最近では飛ぶ鳥を落とす勢いですから、こんな所でミソがついては不本意でしょうね。だれか教えてあげた方が良いのじゃないでしょうかね。赤本の編集ミスなら、いつものことです。

3 Comments

  1. url url" rel="ugc external nofollow">CHI wrote:

    つまり、例えばvast amounts of なら正しいが、何も付けずにamounts of だとおかしい、ということでしょうか。
    純資産額という意味でamounts of net assetsなどはたまに見受けられるので問題が無いのかと思っておりました。
    もちろん、amount of (the)net assetsの方がよく見かけるわけで、少数派という認識ではおりましたが。
    赤本と大学とどちらのミスかは存じ上げませんが、名城大学は以下のURLのようなことをする大学ですので、入試問題は雑に作っているのかなとは個人的には思っております。
    https://www.meijo-u.ac.jp/news/detail.html?id=QquBb8

    月曜日, 4月 13, 2015 at 8:26 PM | Permalink
  2. yabu wrote:

    CHIさん!お久しぶりです。これはCHIさんの仰るとおりで、amounts of Aで「Aの総額」とか「Aの総量」の意味には使えますが、「たくさんのA」とか「相当量のA」の意味はありません。ですから、amounts of Aの表現自体が間違っているワケではなくて、この文脈で使えないという意味です。薮下の書き方が不適切でした。謹んで訂正いたします。確かに、CHIさんのご指摘の通り、名城大学は過去にかなりいい加減な出題をしている様子ですね。これは名城大学の作問委員の先生に原因があるのかも知れません。

    月曜日, 4月 13, 2015 at 8:43 PM | Permalink
  3. CHI wrote:

    藪下先生お久しぶりです。なるほど、疑問が氷解しました。
    当該文章はインターネットでは探せなかったので、赤本と実際の入試問題とを見比べる機会があれば、
    一度見てみようと思います。ご回答有難うございました。

    火曜日, 4月 14, 2015 at 12:21 PM | Permalink

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