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ReadingDrill第18回(4)

前からReadingDrill第18回の解説をやってます。第16回以降は、今年のセンター英語の大問6を使って勉強してます。今回は設問4にあるvalidの同意語句を探します。同意語句は、同じ内容を別の言葉で言い換えるということなので、その2つの表現は「同格」関係にあります。それを使って同意語句は見つけます。
段落冒頭の2文は、「一般的意見や客観的事実」を述べたもので、同じ内容を別の表現を使って繰り返していて、この2つは同格関係にあります。
⊿ちゃんとした研究では、プロの科学者やその他の専門家たちは、可能な限り高い水準(の品質)を維持する必要がある。
In formal studies, professional scientists and other experts need to maintain the highest possible standards.
⊿正当なものとして研究が受け入れられるためには、それが綿密であるだけでなく、客観性があって正確でなければならない。
For research to be accepted as valid, it must not only be thorough, but also objective and accurate.
この2文を比較すると、研究(study、research)を飾っている形容詞、formalとvalidは、ほぼ同じ意味で用いられていることが分かります。つまり、「formal;正規の、正式な、ちゃんとした」=「valid;正当な手続きを踏んだ、妥当な」の関係にあります。だからvalid=(formal)と言えます。
一方、「一般的意見や客観的事実」と「主張文」は対立関係にあって、イモトの例だと「ブス」と「美人」の様に対立関係にある語句が必ず出てきます。言い方を変えると、「ブス≠ブスじゃない」、「美人美人じゃない」の様に、同意語句を使っても対立を表現することができます。つまり、次の2文には、対立関係にある「valid≠validじゃない、validだろうか」が出てくるはずです。
⊿確かなものとして研究が受け入れられるためには、それが綿密であるだけでなく、客観性があって正確でなければならない。
For research to be accepted as valid, it must not only be thorough, but also objective and accurate.
言い換えると、市民科学は本当に確かなものだと考えられるのか、ということだ。
In other words, can citizen science be considered truly reliable?
だからvslid=(reliable)と言えます。このように、今年のセンター英語はparaphraseだらけだということが分かります。そして、同意語句は語彙力だけでなく、英語の論理展開を利用すると上手に簡単に見つけられることを覚えておいてください。

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