「ヤバイ英熟語」(5)句動詞って何?・その2
僕ら日本人は、名詞を3~4文字に縮めてしまうクセがあって、「インフル」という病名から、「アフガン」という国名まで、何でも省略したがります。最初は、見出しや記事内容の文字数に制限があるマスコミが主導しているのかと思っていました。でも、最近では、名詞以外で「あけおめ」とか「ことよろ」っていうのがあって、こっちはツイート文字数に制限がある若者達が考えた言葉遊びなのでしょうかね。両方に共通しているのは、自分たちしか分からない言葉をねつ造して、仲間以外を排除しようとする閉鎖性です。言葉って怖いですね。ま、それはともかく、今年も一緒に英語で遊びましょう!
前回までに、「置く」のput onと「着る」のput onは、見た目は同じでも使い方が全然違うことを勉強しました。
⊿お皿をテーブルに置いてください。(1語の他動詞)
Put the dishes on the table.
⊿あたしはコートを着た。(2語でできた句動詞)
I put on my coat.
「置く」のput onは、「ある状態にする+何を+どの様に(onの状態に)」の第5文型で使い、「着る」のput onは2つの動作が1つになっていて、2語で1つの他動詞として使いました。そして、2つ以上の語が1つの意味の単位になっているものを「句」と呼ぶので、「着る」のput onを「句動詞」と呼びます。2語が群れをなしていると考えて「群動詞」と呼ぶ人もいます。
「着る」のput onは、「ある状態にする」の意味のputと、「ひっついた状態にする」の意味のonとが1つになって出来上がっています。別の言い方をすると、英語は左に書いてあることが右で説明されるという特徴がありましたね。これも同じで、先ず漠然とした動作を左で言っておいて、次にその右側でそれを説明するのです。別の例を使って考えて見ましょう。
⊿僕は電気をつけた。
I turned on the light.
turnは「方向を変える」です。泳いで来て折り返すのを「ターン」と言いますが、要は泳ぐ方向を変えるということです。つまみを回してくるりと方向を変えたり、スイッチを押してパチッと方向を変えたりするのもturnで表現できます。でも、「方向を変える」だけでは、どっちに方向を変えたのかよく分かりません。そこで、右側でさらに説明を付け加えて、「ひっつく方向に、onの状態に」の意味のonが来るわけです。言い換えると、先ず「スイッチをパチッと押す」と言っておいて、次に「onの状態にする」と言ってるわけです。
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This was written by
yabu. Posted on
月曜日, 1月 5, 2015, at 7:29 AM. Filed under
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3 Comments
いつもありがとうございます
お母さんがよくなったみたいで、ほんとに良かったです。。
どこに書いていいかわからないので、またこんなところに質問してしまってすいません
Two or three days later, I saw the same girls sitting at a table again with
big pieces of paper before them. But this time there was the familiar tree on
both pieces of paper, the roots coming in to make the trunk, the trunk going
almost to the top of the page, the two forked branches, the smaller branches
sticking out any way and the green leaves. I said, Ah, I see you are drawing
a tree,” She gave me a pleased smile, and then, nodding toward her friend,
said, She showed me how.” And then she went on with her work.
The children, of course, were not drawing a tree but what they had learned
to recognize as a symbol of a tree. The lines they put on the paper did not look, to them, like a tree; they meant tree.
根が寄って来て幹を作り,幹は紙のほとんど一番上まで伸びて,二股に分かれ,ともかく枝が突き出していて,緑の葉がついていた。
中ほどの文にこんな訳が付いています
the two forked branches
この部分の構造を解説していただけないでしょうか
あれこれ考えたのですがしっくり来ません
The road forks.
道は分岐している、と言えるようなので
the two branches forking
他の部分の分詞構文と同じにしてこんな風になっていればいいような気がするのですが・・
ABCDさん。今回のご質問をブログ記事の方でお答えしても良いですか?何カ所か色分けしたいのと、実際の木のイメージ写真を貼り付けたいと思うのですが。そして、回答がかなりの長文になってしまったので、コメントではちょっと分かりにくいのではないかと思われます。いかがでしょうか?
了解です!
詳しい話が聞けそうなのでほんとにありがたいです
ちなみに、前半の文にこんなのがあります
One morning, two little girls, very close friends, got big pieces of paper
and pencils, sat down at a table, and got ready to draw. After some thought,
one began to draw a very large tree. She started at the bottom of the page and
drew two lines, which came together for a while and went parallel up the page,
almost to the very top before they began to spread out again. Then she made
a fork in that trunk, near the top. From the two main branches so obtained she
drew several smaller branches, which she began to cover with leaves.
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