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土鍋君からの質問

<質問>
初めて質問させてもらうものです。
もし質問内容が先のやり文講義と重なっていたらすみません。
先日,ある講義で(動詞)+<副詞>のイディオムのとき目的語に代名詞をとると(動詞)と<副詞>の間に目的語が入り,ひとまとまりになる(pick A upみたいな感じです)と聞きました。これもETの法則と何か関係があるのでしょうか?また,逆になぜ代名詞以外だと語順が変わらないのでしょうか?
ひょっとしたらこの講の内容との関連性はない質問かもしれませんが,お願いします。
<回答>
土鍋君!初投稿を歓迎します。これは君の言うとおりで、句動詞(群動詞)の「他動詞+副詞」の間に代名詞が割り込むのも「ETの法則」です。そのことを人から教わるのではなく自分で気がつくなんて、君はなかなか頭が良い!大抵の子は人が言ったり書いたりしていることを、まるで自分が考えたように語ります。「ウソ」でもいいから、自分の力で考えたことを語るのが正しいやり方です。だから、薮下はそんな土鍋君が大好きです。
これを持ち上げるのを手伝って!
Please help me to pick up these things.
pick upは「持ち上げる」の意味の句動詞です。目的語がちゃんとした名詞のthese thingsなら、お尻が重たいので文が安定します。でもthese thingsをthemにすると、代名詞はthese thingsに比べると軽いので、お尻が軽くなって文が安定しません。そこで他動詞と副詞の間にthemを割り込ませて「他動詞+代名詞+副詞」の大きな塊にします。こんな具合です。
これを持ち上げるのを手伝って。
Please help me to pick them up.
こうすることで、お尻が重たくなって文が安定するわけです。でも、次の英文が間違っているワケではありません。
これを持ち上げるのを手伝って。
Please help me to pick these things up.
これも「他動詞+名詞+副詞」の大きな塊がお尻にあるので、文が安定するには違いないのです。でも、次の英語はお尻が軽くて安定しないわけですね。
これを持ち上げるのを手伝って。
Please help me to pick up them.(×
実は、このことについては「英語の読み方」のここで一度書いてます。薮下の反省点は、同じ文法事項についてあっちで書いたりこっちで書いたりしていて、まとまりが付かなくなって来ていることです。場合によっては、あっちでは書いたけど、こっちでは書いてないということも起こってます。土鍋君が指摘してくれたことはまさにこのことです。やっぱり「英語の読み方」にもちゃんと「目次」を用意しておかないといけないわけですね。よし!がんばろっと。

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