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【講義ノート189】無生物主語(2)「する、させる②」

何が彼に決心を変えさせたのですか。(する・させる)
どうして彼は決心を変えてしまったのですか。(なる)
What caused him to change his mind?
=What made him change his mind?
酷い頭痛は僕を家に居させた。(する・させる)
酷い頭痛のために、僕は家から出られなくなった。(なる)
A bad headache forced me to stay indoors.
A bad headache compelled me to stay indoors.
=A bad headache made me stay indoors.
モノ主語構文で使う「する・させる」には、他にも cause や force、compel があります。force と compel は「モノが人に無理矢理そうさせる」、cause は「モノが人がそうする原因となる」からやっぱり「モノが人にそうさせる」の意味になります。2つとも make を使って同じ内容を表現できますが、make は「人+原形不定詞」でしたが、cause や force は「人+to不定詞」になっていることに注意してください。
「to 不定詞」から to が抜け落ちて原形だけが残ったのが「原形不定詞」で、意味的にはどちらもそんなに変わりがないと思っている子が多いと思います。ま、英語クイズに答える限りでは、そんなに差はありません。でも、2つの別々の英語が全く同じ意味のはずはなくて、どこかが違っているはずですよね。本当は、make や cause が目的語に対して及ぼす影響が、toが割り込むとその分、間接的になり、toがなくなると直接的になるのですよ!だから、2つの違いを大げさに訳出するとこんな具合になります。
What made him change his mind? 彼が心変わりをした直接的な原因は何?
What caused him to change his mind? 彼が心変わりをしたきっかけは何?
同じことが「help+人+to不定詞」と「help+人+原形不定詞」でも起こります。こんな具合です。
友人が僕が論文を書き上げるのを手伝ってくれた。
My friend helped me to finish my paper. 友達が参考文献やアイデアをくれた
My friend helped me finish my paper. 友達が実際に論文を書いてくれた
こっから先は大学で勉強してくださいね!あ、今回は後半を読み飛ばしてくれて結構です。そして、今回の内容は1つ飛ばしてしまっていたモノで、講義ノートの番号が1つ戻ってしまいました。お許しくださいませ。
【第35章 名詞構文・無生物主語】例文=315

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