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【講義ノート190】無生物主語(3)「可能にする、させる」

アルバイトは僕がたくさんお金をためることを可能にさせた。(する・させる)
アルバイトで、僕はたくさんお金を貯めることができるようになった。(なる)
My part-time job allowed me to save a lot of money.
新しい機械は僕らがもっとたくさん生産することを可能にさせた。(する・させる)
新しい機械で、僕らはもっとたくさん生産することができるようになった。(なる)
The new machine enabled us to produce more.
モノ主語構文で使う動詞には「allow」や「enable」というのがあって、「モノは人が何かするにを可能にさせる」の意味があります。前と同じ「する・させる」の仲間なので、「なる」と訳出してやると上手くゆきます。そして、モノ主語自体は、「原因」でも「手段」でもどっちでも副詞化できます。
・アルバイトのお陰で(理由・原因)/アルバイトによって(手段)
・新しい機械のお陰で(理由・原因)/新しい機械によって(手段)
あ、例文が未来の内容ならば「アルバイトをすれば」や「新しい機械を使えば」の「条件」が使えます。
さて、ここで1つ注意をして欲しいのは、allowは「モノ」だけじゃなくて「」も主語に成ることもあります。「人」が主語の時は「①人が何かするのを許可する」か「②AがBであるのを認める」のどちらかで訳出します。
僕は君にそんな振る舞いを許すわけにはゆかない。
I cannot allow you to behave like that.
僕らは彼のことを勇敢な人だと認めなくてはならない。
We must allow that he is a brave man.
一方、enable  は「モノ主語」にしかならないので、あまり気を遣う必要はありません。
【第35章 名詞構文・無生物主語】例文=315

2 Comments

  1. 電柱治 wrote:

    permitも仲間ですか?

    火曜日, 10月 7, 2014 at 12:04 AM | Permalink
  2. yabu wrote:

    その通りです。こんな具合です。
    ⊿紙面の都合で挿絵は割愛しました。
    =スペースは僕らが挿絵を挿入するのを許さなかった。
    Space did not permit us to insert the illustrations.

    木曜日, 10月 9, 2014 at 11:14 AM | Permalink

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