【講義ノート190】無生物主語(3)「可能にする、させる」
■アルバイトは僕がたくさんお金をためることを可能にさせた。(する・させる)
■アルバイトで、僕はたくさんお金を貯めることができるようになった。(なる)
My part-time job allowed me to save a lot of money.
⊿新しい機械は僕らがもっとたくさん生産することを可能にさせた。(する・させる)
⊿新しい機械で、僕らはもっとたくさん生産することができるようになった。(なる)
The new machine enabled us to produce more.
モノ主語構文で使う動詞には「allow」や「enable」というのがあって、「モノは人が何かするにを可能にさせる」の意味があります。前と同じ「する・させる」の仲間なので、「なる」と訳出してやると上手くゆきます。そして、モノ主語自体は、「原因」でも「手段」でもどっちでも副詞化できます。
・アルバイトのお陰で(理由・原因)/アルバイトによって(手段)
・新しい機械のお陰で(理由・原因)/新しい機械によって(手段)
あ、例文が未来の内容ならば「アルバイトをすれば」や「新しい機械を使えば」の「条件」が使えます。
さて、ここで1つ注意をして欲しいのは、allowは「モノ」だけじゃなくて「人」も主語に成ることもあります。「人」が主語の時は「①人が何かするのを許可する」か「②AがBであるのを認める」のどちらかで訳出します。
⊿僕は君にそんな振る舞いを許すわけにはゆかない。
I cannot allow you to behave like that.
⊿僕らは彼のことを勇敢な人だと認めなくてはならない。
We must allow that he is a brave man.
一方、enable は「モノ主語」にしかならないので、あまり気を遣う必要はありません。
【第35章 名詞構文・無生物主語】例文=315
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This was written by
yabu. Posted on
月曜日, 9月 3, 2012, at 3:07 PM. Filed under
「ヤバイ英文法」. Bookmark the
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2 Comments
permitも仲間ですか?
その通りです。こんな具合です。
⊿紙面の都合で挿絵は割愛しました。
=スペースは僕らが挿絵を挿入するのを許さなかった。
Space did not permit us to insert the illustrations.
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