【講義ノート163】「もうAはBなんかじゃない」と「もうSはVなんかしない」
■もう彼は強いレスラーなんかじゃない。
He is no longer a strong wrestler.
=He is not a strong wrestler any longer.
⊿あたしはもう泣かない。
I will no longer cry.
=I will not cry any longer.
英文は大きく分けると「AはBだ」か「SはVする」のどちらかに分類できます。別の言い方をすると、動詞にはbe動詞と一般動詞とがあるということになります。だから、no longerには「もうAはBなんかじゃない」だけじゃなくて「もうSはVなんかしない」の意味があることを覚えておくのが良いでしょう。ところが、どの参考書や熟語集も「もうAはBなんかじゃない」の方しか載せてないのですよね!薮下にはこれが不思議でしょうがありません。誰かものすごく悪い奴が裏で糸を引いているか、そうでなければ、薮下も含めた日本の英語教師が皆バカなのかのどっちかでしょう!
さて、longは副詞で「長い間」の意味で使います。
⊿もうここは長いのですか(ここで長い間暮らしていますか)?
Have you lived here long?
これを比較級にして、not~any longerの否定文にすると「もうこれ以上長くはできない」の意味になります。notとanyでnoですから、書き換えもできます。
⊿もうこれ以上長くは待てない。
I cannot wait any longer.
=I can no longer wait.
「もうSはこれ以上長くはVできない」が「もうSはVなんかしない」となったのが例文です。これを「AはBだ」に当てはめると「もうAはBなんかじゃない」になるわけですね。それでは類題を解いてみましょう。
事態がこんな風に進むのを、もはや放ってはおけない。1語不足
[ on / let / can / things / I / this / no / go / like ]
→I can no longer let things go on like this.
彼はもう昔のようなわがままな少年ではない。
He is (no)(longer) the selfish boy that he used to be.
【第33章 否定(2)】例文=296
・
This was written by
yabu. Posted on
金曜日, 7月 27, 2012, at 6:30 AM. Filed under
「ヤバイ英文法」. Bookmark the
permalink. Follow comments here with the
RSS feed. Trackbacks are closed, but you can
post a comment.
Post a Comment