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【講義ノート148】「語否定と文否定」

■先生はあたしにイヤリングをするなと言った。
My teacher told me not to wear earrings.
■先生はあたしにイヤリングをするようにとは言わなかった。
My teacher did not tell me to wear earrings.
上の文はnotto wear earringsを否定しています。つまりnotは語句を否定しているわけです。一方下は、notが助動詞didと一緒になって、文の中心動詞であるtellを否定しています。つまり、文を否定しているわけです。だから「イヤリングをするなと言った」と「イヤリングをするようには言わなかった」の違いがあります。あ、イヤリングはしないんだから結局は同じだろうと思ってませんか?じゃあ、次のはどうでしょう。
■君は相当頭が悪い。
You are not a little stupid.
■君は少しも頭が悪くなどない。
You are not a bit stupid.
上の文はnota littleを否定している語句否定です。つまり「少しじゃない」と言っている。日本語の「少なからず~だ」「相当~だ」に当たります。一方、下の文はnotが文の中心動詞areを否定しているので文否定です。副詞a bitを文末に動かせば分かりやすくなります。a bitはat allと同じでnotを強調しているわけです。
■彼は少しも頭が悪くなどない。
You are not a bit stupid.
You are not at all stupid.
ほらね!意味が全然逆になってるでしょ。You are not a bit stupid.と言われて腹を立ててはいけません!!だって、相手は君のことをほめてくれてるんですからね。not a bitとnot a littleには十分に気をつけましょう!それでは類題を解いて見ましょう。次の英文をnotの位置とそれが否定するものに注意して和訳してみてください。
She told her children not to stay up late at night.
→彼女は子供に夜遅くまで起きていないように言った。
She didn’t tell her children to stop watching TV while eating.
→彼女は子供に食事中はテレビを見るのを止めるようにとは言わなかった。
【第32章 否定(1)】例文=283

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