ロンドンオリンピックの予選だとかで、日本対セルビアのバレーボールの試合をやっています。チャンネルを回していたら(いや、回さないか?!)たまたま目に入りました。薮下はバレーボールのことは良く分からないのだけれど、セルビアの選手の背中にはfamily nameが書いてあるのに、何で一部の日本人選手はfirst nameなんでしょうか?!ま、どっちでも良いのですが、「リサ」という子がいて、その綴りが「RISA」になってます。「イチロー」が良いのですから「リサ」で文句はないのですが、あれって「LISA」の間違いでしょ?!日本人以外の子たちが「RISA」を見たら、先ず間違いなく「誤植」だと思いますよ!
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6 Comments
名高3年です。初めて質問させていただきます。英作文の対策をしているんですが、aとtheの冠詞の使い分けがわかりません。教科書や参考書に載っている内容は理解してるのですが、いざ実践してみるとよく冠詞を間違えてしまい、悩んでいます。。。お願いします。。
ヨシヒロ君の初投稿を歓迎しますよ!薮下の名前はヨシヒトですから、人文字しか違わないので、とても他人のような気がしませんね。
冠詞は僕ら日本人にはとても厄介なしろものです。なぜなら、日本語には冠詞なんてないし、数にはいい加減だし、空気を読む(以心伝心)ことが大切だから今話題にしている対象が未知か既知かなんてあんまり感知しないからです。冠詞を勉強するのに先ず「共通認識」ということを考えてみましょう。
【初出のa、既出のthe、それを受ける指示代名詞】
■暖を取るために毛皮のコートを着る人もいるが、毛皮そのものが実際に暖かいわけではないことを分かっている人は少ない。実際に、毛皮はその周りの温度と同じなのである。
Some people wear a fur coat for warmth in winter, but few realize that the fur in itself is not really warm at all. In fact, it has the same temperature as its environment.
みんなに共通認識がなくて、よく分からないモノは「a+名詞」で表現します。だから、話の中で初めて登場する話題は全部「a+名詞」で表します。でも、一度登場した話題、「暖を取るための毛皮」はみんなの知るところとなったのですから共通認識を持ったわけです。だから「the+名詞」になります。そして、次にそれが指示代名詞化されてitになっていますね。この「共通認識」がとても大切で、その言葉を聞いてみんなが特定の同じモノを頭に思い浮かべることができる場合に「the+名詞」になるのです。 あ、長文の問題で代名詞を尋ねているやつは、大半がその段落で著者が「話題」にしていることです。だから、「a+名詞」「the+名詞」の流れを辿ると簡単に見つかりますよ。
【冠詞のthe】
だから、次の名詞にはtheがつきます。
①話の中で1度出てきたモノ(既出のthe)
②1つしかないモノ(唯一絶対のthe)
③楽器(楽器のthe)
④身体の部分(身体のthe)
太陽(the sun)とか月(the moon)は1つしかないので、みんなが思い浮かべるのは同じ「特定のモノ」です。ピアノやバイオリンなどの楽器は、一番良い音が出る形が大体決まっていて、「ピアノ」と言えばみんなが同じ形を思い浮かべることができますね。「特定のそのピアノ」とは違いますが「特定のその形」にもtheが付くわけです。また、ぼくらの頭や手足も同じ形をしているので、「足」と言えばやっぱり「特定のその形」が浮かんできます。あ、身体のtheはこんな風に使いました。
■彼は僕の頭をたたいた。
He hit me on the head.
theには他にもこんなのがあります。
⑤群れのthe
⑥飾り予告のthe
群がっているものに付いた名前にはtheがつきます。ドラゴンズは谷繁がいたり山崎がいて、みんなで「ドラゴンズ」なわけです。薮下家もthe Yabushitasと「the~s」で表現します。また、名詞の後ろに飾りがついて、その名詞が特定される場合にもtheがつきます。こんな具合です。
■ドラゴンズ
the Dragons
■彼女は親切にも僕のことを助けてくれた。
She had the kindness to help me.
冠詞のa、anについては今度やります。
1.She had the kindness to help me.
2.I’ll take care of the laundry.
特定性というか飾り予告のtheについてなのですが、1も2も同じように後ろに置かれる形容詞句によって限定され特定されているのにcareの場合にはtheがつきません
その洗濯物に対するcareなわけで、自分としてはtheをつけたくなります
後ろに形容詞句や関係詞節がついて限定されているからと言って先行詞に定冠詞が付かないことがあるのも知っていますが、どうもいつも名詞、特に不可算名詞の使い方がしっくりいかないことが多いです
それから、
■彼は僕の頭をたたいた。
He hit me on the head.
He hit on my head.
He hit my head.
He hit the head of me.
何て言い方をするのはやはり相当まずい事なのでしょうか?
「特定性」というよりも「共通性」です。つまり、皆が共通認識を持つことの出来る感情にtheを付けるわけです。「そんなに厚かましいんだよ」とか「そんなに大胆なんだよ」、「そんなに親切なのよ」、「そんなにバカなのよ」と言っておいて、同格のtoがそれを説明しているのが「have+the感情to~」です。一方、take care of the laundryは個別的な事柄です。つまり、「僕が洗濯をすること」は皆が知ってる特定の行為じゃないわけです。
あ、それからHe hit my head.は正しい表現です。hit on~だと「思いつく」とか「だます」の方に行ってしまいます。the head of meは変ですね。
なるほど・・・
ありがとうございます
しかし、
take care of the laundryは個別的な事柄です。つまり、「僕が洗濯をすること」は皆が知ってる特定の行為じゃないわけです。
二人いて、そのうちの一人とこの洗濯をどっちがやるかって状況で、じゃあオレがやろうって話だと二人の間には共通の認識があるように思えます
その特定のものについての面倒をオレが見るよ、といったように感じていました
よくわからないので考えてみます
take careという行為は、それを行う人に何か明確な目的や意志があって、それを行うために何らかの努力が必要な1回だけの動作です。ですから、そこに共通の認識は生まれません。つまり、take the careにはならないのです。一方、「洗濯」の方は「今からやろうとしているその洗濯」ですから、theがついてます。
ところで、この辺でlog offしてもいいですか?母親が天国に行きそうな状況で、先週末から今週の頭は入院や手術の手続きで忙殺されてました。火曜日に授業に復帰したのですが、ReadingDrillの準備がまだ出来ていません。ちょっと仕事をしますね。nao君の質問にはしばらくは答えてあげられません。悪しからず。
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