■僕らはゴジラがガメラを殴るのを見た。①
We saw Godzilla [to] strike Gamera
■僕らはゴジラがガメラを殴っているのを見た。①
We saw Godzilla striking Gamera.
■僕らはガメラがゴジラに殴られるのを見た。②
We saw Gamera struck by Godzilla.
ゴジラがガメラを殴っています。右端でその様子を僕らが見ていますね。知覚動詞「see(見る)」は「何が(O)」+「どの様にするのを・しているのを・されるのを(C)」の第5文型を従えます。この「するのを」「しているのを」「されるのを」の所には、それぞれ不定詞、現在分詞、過去分詞が来ます。図の①はゴジラに視点がある英文、②はガメラに視点がある英文です。だから、「何が」のところに①はGodzillaが、②はGameraがきたいます。
とても面倒臭そうに見えますが、不定詞、現在分詞、過去分詞は3つとも名詞を飾る形容詞なのですよ!つまり、名詞Godzillaを後ろから不定詞、現在分詞、過去分詞が飾っているのです。これは【講義ノート50】の「ETの法則」のところでやったやつと同じです。
■今日読む本
a book to read today
■日本を扱っている本
a book dealing with Japan
■英語で書かれた本
a book written in English
■父が僕に買ってくれた本
a book which Father bought for me
■机の上の本
a book on the desk
ほらね!不定詞、現在分詞、過去分詞がbookを後ろから飾ってるでしょ!と言うことは、上の例文は全部第3文型だと考えても良いわけです。
■僕らはガメラを殴るゴジラを見た。
We saw Godzilla
・・・・・・ ↑ [to] strike Gamera
■僕らはガメラを殴っているゴジラを見た。
We saw Godzilla
・・・・・・↑ striking Gamera
■僕らはゴジラに殴られるガメラを見た。
We saw Gamera
・・・・・・↑ struck by Godzilla
さて、to不定詞の部分に[ ]が付いているのは、toが省略されるからです。原形のstrikeだけが残るので、これを「原形不定詞」と呼んでいます。あ、なぜtoが省略されるのかというと、破裂音のtoは嫌われ者だからです。つまり、あんまり綺麗じゃないわけです。だからwant toがwanna、going toがgonna、go to look for herがgo look for her、help you to finish itがhelp you finish itになったりします。だいたい、破裂音はツバが飛ぶので汚いしね!
【第14章 不定詞(2)】
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