チャイルドシート(child seat)と言うので、seat は名詞で「座席」だと言うことは皆知ってます。でも、seat には他動詞で「座らせる+何を」の意味があることは意外に知りません。これも、中学生でも知っているのに意外な意味のある語ですね。
■僕は椅子に座った。(動作)
I sat down on the chair.
I seated myself on the chair.
sit は自動詞で普通は「座っている」という状態を表します。だから、「着席する」という動作を表現したければ方向の前置詞 down が必要です。
seat は他動詞で「座らせる」の意味の「させる系の他動詞」です。だから、自分が座ると言いたいのなら「自分自身を座らせる」と言わなければなりません。これが seat oneself です。「させる系の他動詞」は「人is -ed」で「人がそうしている状態」を表現しましたね。忘れた子はここを見直しておいてください。だから be seated で「座っている」という状態を表現します。
▼僕は椅子に座っていた。(状態)
I sat on the chair.
I was seated on the chair.
命令文になると動作と状態の区別が曖昧になり、どちらでも使えます。そして Please be seated は大勢の人たちに「座って」と言う場合に使います。2人しかいない様な場合に、相手に対して Please be seated. とやると爆笑モノです。受験英語をやっただけでは、ここら辺のことは教えてはもらえないよね!薮下は実際に嫁さんに Please be seated! とやって大笑いされました。
▼座ってください。
Please sit down.(動作)
Please have[take] a seat.(動作)
Please be seated.(状態)
それでは類題を解いてみましょう。
Please remain ( ) for a few minutes.【②】
①sat・・・・・・・・②seated
③seating
■しばらくお座りになっていてください。
point
①「椅子に座る(動作)」=sit down on the chair=seat oneself on the chair
②「椅子に座っている(状態)」=sit on the chair=be seated on the chair
③「椅子に座ってください(命令)」=Please have[take] a seat.=Please be seated.
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