これも「不平を言う+何に」「反対する+何に」の様に、「何に」となるパターンにハマってます。でも自動詞だから「complain+何に」とか「object+何に」にはなりません。必ず「自動詞+前置詞」の句動詞型で表現します。
■【事で人に不平を言う】 僕は上階からの騒音のことで警察に苦情を言った。
I complained to the police about [of] the noise from upstairs.
「complain to 人 about 事」と覚えてください。apologize は「to人+for 事」、agree は「with 人 on 事」だったよね。ほらね!全部バラバラでしょ!ここら辺が紛らわしい!でも、そんなにたくさんはないので、ちばって覚えてくださいね!
■【事に反対する】 彼らの何人かが僕の提案に反対した。
Some of them objected to my proposal.
「object to 事」と覚えてください。人に反対である場合は「be opposed to 人」とか「disagree with 人」を使い「object to 人」にはなりません。
point
①「人に事で不平を言う」=complain to 人 about 事
②「事に反対する」=object to 事
③「人に反対する」=disagree with 人、be opposed to 人
それでは類題解いてみましょう。
She complained ( ) too small.[不適切なものを1つ選べ]【①】
① the room being・・・・・・・・・・② of the room being
③ that the room was・・・・・・・④ to me that the room was ■彼女はその部屋が小さいと僕に不平を言った。
She complained ( ) the room was too small.【②】
① to me of・・・・・・・・・・・・・・・・② to me that
③ me of・・・・・・・・・・・・・・・・・・④ me that ■彼女はその部屋が小さすぎると僕に不平を言った。
Sheila’s father ( ) her marriage to William.【①】
①was opposed to・・・・・・・・・・②was opposite to
③was opposite of・・・・・・・・・・④was opposed about ■シーラのお父さんは彼女がウィリアム氏と結婚するのに反対した。
さて、complain は「不平を言う」の意味の自動詞です。でも、圧倒的に多いのが他動詞の「言う」です。こんなにあります。
・say / mention=言う
・explain=説明して言う
・confess=告白して言う
・suggest=提案して言う
この 「言う」 の仲間を 「言う系」 としておきましょう。complain は自動詞の 「言う系」、say を始めとする上の5つは他動詞の 「言う系」 です。他動詞の 「言う系」 の特徴は 「言う+to誰に+何を(that文)」 の語順を取ることです。そして、ここが言葉のいい加減なところなのですが、complain は自動詞であるにも関わらず、圧倒的に多い他動詞の 「言う系」 に引きずられて、「言う+to誰に+何を(that+文)」の語順を獲得しちゃったのです!どうしてかと言うと、「何を」の内容が大きくなってthat+文で表現しなくてはならなくなったからでしょう。つまり、昔は皆、長々と不平をたれなかったわけです。
■彼女は部屋が小さ過ぎると僕に不平を言った。
She complained to me that the room was too small.
他にも 「(考えた上で)答えて言う」 の意味の reply も同じような影響を受けました。reply も自動詞の 「言う系」 でしたね。自動詞ですから、本来はこんな具合になるはずです。
■僕はその質問に答えた。
I replied to the question.
でも、他動詞の 「言う系」 に引きずられて、「to誰に+何を(that文)」の語順を獲得してしまいました。こんな具合です。
■彼女は僕に「気が変わった」と答えた。
She replied to me that she had changed her mind.
point
④「~だ(that文)と人に不平を言う」=complain to人that文
⑤「~だ(that文)と人に答える」=reply to人that文
・
2 Comments
disagree with と
be opposed to は人も物もOKということでよろしいでしょうか?
はい。文法的にはそうです。一般的には誤用が多くありますが。類語動詞や副詞・形容詞のプリントはいつでも渡せます。職員室に来てください。
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