構文094「動詞構文」その22「当てはまる」
■その新しい規則はこの場合にも当てはまる。
The new rule holds good in this case.
The new rule holds true in this case.
ここに出てくる hold は自動詞で A hold B の第2文型で使います。意味は「AはしばらくBの状態のままである」です。こんな風に使います。
◇天候はずっと暖かかった。
The weather held warm.
そして、形容詞 g ood には「有効である」とか「通用する」の意味があります。あ、これは結構重要で、中学生でも知っている単語に意外な意味がある場合には注意が必要です。これも A is B の第2文型でこんな風に使います。
◇このマックのクーポン券は7月中にだけ有効です。
This Mac coupon is good only in June.
be 動詞を hold 替えて「A hold good in B」にすると「AはBの場合にずっと有効な状態である」となり、「AはBの場合に当てはまる」の意味を表現できるわけです。あ、inは「視点・観点のin」です。
さて、true には「寸分違(たが)わないほど正確な」から「ピッタリ当てはまる」の意味が派生します。trueには初めから「当てはまる」の意味がありますから、A hold BじゃなくてA is Bでも「当てはまる」の意味で使えます。でも、A is good in Bは「有効である」の意味では使っても「当てはまる」の意味では使えません。
■その新しい規則はこの場合にも当てはまる。
The new rule is true in [of] this case.
前置詞は in でも of でもかまいません。この of は「関連の of」で「この場合に関して」くらいの意味です。
また、「当てはまる」の意味の自動詞 apply を使っても同じ内容を表現できます。「視点・観点のin」以外にも、何に当てはまるのかを指し示す「指さすto」を使ってもOKです。
■その新しい規則はこの場合にも当てはまる。
The new rule applies in [to] this case.
さらに、trueには「寸分違(たが)わないほど正確な」から「実物どおりである」の意味が派生します。そこでA is true to lifeで「Aは実物に生き写しである」の意味に成ります。
◇This picture is true to life.
この絵は実物にそっくりである。
それでは、類題を解いて見ましょう。
The basic design of the miniskirt has ( ) good for more than twenty-five years.【③】東京女子大
①driven・・・・②put
③held・・・・・・④given
■ミニスカートの基本的デザインは25年以上も通用してきた。
This rule ( ) true in more than half the instances.【③】実践女子大
①covers・・・・②gives
③holds・・・・・④makes
■この規則は事例の半分以上に当てはまる。
These rules apply ( ) everybody alike.【④】駒澤大
①of・・・・・・・・②for
③about・・・・④to
■この規則は誰にも同じように当てはまります。
This ( ) students.【④】駒澤大
①is familiar to・・②is like
③is known to・・・・④is true of
■このことは学生に対して当てはまる。
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This was written by
yabu. Posted on
日曜日, 7月 31, 2011, at 8:41 AM. Filed under
「ヤバイ英語構文」. Bookmark the
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4 Comments
はい、駿台模試より帰還して参りました。さっそく報告をさせて頂こうかと思います。
総合的には三科目それぞれ7割ちょっと、というセンター型の模試としては物足りない結果に終わり、しかも世界史の試験でもはやうっかりミスとも言えないような凄まじいうっかりミスをやらかし、一生物のトラウマが出来てしまいました。
まぁ、ここでそんな話をしても仕方有りませんから英語の話に入ります。
点数としては、142点でした。
形式は、何と6月の進研模試(その時は154点)と完全に同じでした。センターに似せた結果なのでしょうか。難易度としては、私自身が英語の問題の難易度について語れるような大層な人間ではないので何とも言えませんが、体感的には進研よりも難しいように感じました。
それでは、ざっと大問を振り返ってみます。
大問1:発音・アクセント 2/14
もはやヒド過ぎてコメントのしようが有りません。蓋し、私が発音アクセントに関してどうしてもモチベーションが上がらないのは、(センター以外の)現状受ける予定の大学がみんな発音アクセントを出さないからなのかもしれません。
大問2:文法・語法・語彙 31/41
4問落とし、内3問はよく考えれば出来た筈の問題でした。
完全に失念していたのは、強調のwhateverでしょうか。
大問3:語句類推・要旨要約・文補充 40/46
文補充(1頁分程度の長文に三本傍線が引いてあって、それを言い換えた英文を四択させる問題)で1問落としたのですが、実はここで表面上の点数には現れない深刻な問題が発生していました。実は私はその長文の意味が全く取れていなかったのです。傍線部とその前後だけで類推して答えたのです。これはいつか相談しなければならないと思っていた事なのですが、長文問題を解いていますと、しばしば文章を一通り読んでも意味取れない事が有るのです。家で解いている時は2週、3周読めば済む事なのですが、本番ではそんな時間はありません。どうすればスピードを維持した上で文と文を正確に読み繋げるようになるのでしょうか。
大問4:表付き英文読解 27/33
halveが分からなくて一問落としましたが、全体的には特に問題無いと思います。
大問5:陳述読解 24/30
読解自体は問題無かったのですが、その状況のイラストを選ぶ問題で何だか釈然としないミスをして一問落としました。
大問6:論評系長文読解 18/36
今回の一番の問題はここではないかと思います。三問ミスで、文章の内容は全く取れていませんでした。そして、例によってインチキ類推で解いたらこうなったわけであります。
まとめますと、大問3と6で露呈しているように、今の私の長文読解力には非常にムラが有り、読める時と読めない時の差が極端なのです。(小手先の類推で無理矢理解いてはいますが)
これを安定させる事が、詰まる所長文読解のスピードアップにも繋がるのではないかと思います。だからといってどんな訓練をすれば良いのか分からないのが泣き所ですが。
一段落して8月以降の英語学習計画の草案をポスト致します。
明日以降(8月1日〜)の日々の学習計画の相談をさせて頂くにあたって、先ずは私の草案を示させて頂こうと思います。
毎度の事ですが、あくまでも草案でありますからドシドシアドバイスを下さい。
・早稲田大学文化構想学部の過去問一日一題
文学部の過去問は全て解いてしまったので文学部と完全に同じ形式の文化構想学部の過去問を解いていこうかと思います。
・単語王
例によって一日330語やっていきます。
・解体英熟語
今回の新たな試みの一つであります。そろそろイディオムをやらねばならぬと思い立ちまして、一番歯ごたえのありそうなのを用意して参りました。
1000個弱有るので、一日100個と(前日の)復習100個、計200個をやろうかと考えています。
・例文暗記
京大ノートに写し取った例文250個を一日50個で回して行こうと思います。
・オレンジ本2世の復習
言うまでも無い事であります。
……うーむ
思い付いたのはこれだけですが、これでは少し一日にやる勉強の量としては少ない気がします。
そこで、老師に何かタスクを提案して頂きたく存じます。
あ、1学期に老師から預かった『英語長文の『超』合格講座』は一周通読終わりましたよ!!
・文学部の過去問は全て解いてしまったので文学部と完全に同じ形式の文化構想学部の過去問を解いていこうかと思います。→「文学部の過去問」は最新の赤本に載っている問題のことですよね。古い赤本もやっておくと良いでしょう。進路部にあるはずです。多少出題形式が違いますが、大いに参考になります。
・単語王を例によって一日330語やっていきます。→すごい!
・解体英熟語が今回の新たな試みの一つであります。そろそろイディオムをやらねばならぬと思い立ちまして、一番歯ごたえのありそうなのを用意して参りました。→基本動詞や前置詞の意味を考えながら覚えてください。
・例文暗記は京大ノートに写し取った例文250個を一日50個で回して行こうと思います。→これが最優先課題でしょうね。頑張って。
・オレンジ本2世の復習は言うまでも無い事であります。→確かに。
……うーむ
思い付いたのはこれだけですが、これでは少し一日にやる勉強の量としては少ない気がします。そこで、老師に何かタスクを提案して頂きたく存じます。→英文を要約する勉強を続けるべきでしょうね。例えば関学、立命館大、東大などにも要約問題が出題されます。字数制限付きの日本語で要約させるのがほとんどですが、それを英語でやってみるとよいでしょう。
立派な総括です。これを礎(いしづえ)にしてさらなる飛躍を!
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