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構文081「動詞構文」その9「当てにする」

■彼は未だに自分の父親を当てにしている。
He is still dependent on his father.
He still depends on his father.
今回は「頼る」「当てにする」の表現です。動詞dependと、形容詞dependentを上手く使い分けるのがポイントです。これは動詞differと形容詞differentの関係と同じですよ!
◇人それぞれ考え方は違うものです。
Ways of thinking are different from person to person.                                           Ways of thinking differ from person to person.
ここで用いられているonは「べったり依存のon」です。「当てにする」以外の「べったり依存のon」の用例をいくつか挙げておきますね。
◇僕ら日本人は米を常食としています。
We Japanese live on rice.
◇彼はいつも彼女の親切心に甘えてばかりいる。
He is always imposing on her kindness.
■彼は未だに自分の父親を当てにしている。
He still relies on his father.
He still counts on his father.
He still falls back on his father.
「Aを当てにする」の表現は他にもrely on A、count on A、fall back on Aを覚えておく必要があります。relyには「あれ以来、彼を頼りにする」の連想記憶術があります。count(カウント)の原義は「数える」です。「今度は京子ちゃんと紀子ちゃんと雅子ちゃんと桂子ちゃんにお金を借りよう!」と言うとき、頼りにする相手を指折り数えてますよね!そこからcount on Aで「Aを勘定に入れる」→「Aを当てにする」と意味が広がりました。fall back on Aはgo back to Aとほぼ同じ意味で「Aに立ち戻る」です。こんな風に使います。
◇あたしは困ったときはいつものやり方に立ち戻る。
I always fall back on my usual method in times of trouble.
そこから「最後の手段としてやむを得ずAに頼る」の意味が派生しました。全部に「べったり依存のon」が使われていますね。
それでは、類題を解いてみましょう。
He is in a very poor financial situation and he has no one (    ) .【②】早稲田大
①to die for・・・・・・・・・・・・・・②to turn to
③who will pardon him・・・④to meet with
■彼はとてもひどい財政状況で、誰も頼る人がいない。
He hardly does anything but sit at his computer.  He has become (    ) on it.【③】上智大
①depend・・・・・・・・②depended
③dependent・・・・・④depending
■彼はコンピュータの前に座ること以外ほとんど何もしていない。彼はコンピュータ中毒になっている。
He is not a man (    ).【①】上智大
①to rely on・・・・・・②to be reliable upon
③reliable upon・・④to rely
■彼は信頼できる人ではない。
仕事を失っても、僕には貯金に頼ることができる。【青山学院大】
I can fall (back)(on) my saving if I lose my job.

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