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構文067「仮定法構文」その7「もうちょっとシリーズ」

■あの時もう一歩前に出ていれば、彼はホームから落っこちていただろうに。
One more step, and he would have fallen from the platform.
If he had taken one more step, he would have fallen from the platform.
「命令文,and S+V」では、and が「そうすれば」の意味になって、条件文の様なモノ(擬似的条件文)を作る働きがあります。こんな具合です。
◇急ぎなさい。そうすれば時間に間に合いますよ。
Hurry up, and you will be on time.
命令文の代わりに another+名詞one more+名詞を使っても、やっぱり条件文の様なモノが出来上がります。つまり「あと1分」「もう1歩」「もうちょっとの努力」の意味の名詞と、疑似条件文の and とが結びついて、「あと1分経っていたら」とか「もう1歩踏み出していれば」とか「もうちょっと努力すれば」の意味の条件文になるのですね。それがこの第67構文です。文法書によっては、another+名詞やone more+名詞の方に条件の意味があるなどと書いているのがありますが、それは真っ赤なウソですね。
■もうちょっと努力すれば、あなたは出世するでしょう。(可能性が五分五分の直説法)
One more effort, and you will get on in life.
If you make one more effort, you will get on in life.
このままでは「あなた」を励ましているただの直説法です。つまり「もうちょっと努力すれば出世するから頑張れ!」と言ってるわけです。この will would にするだけで「もうちょっと努力すれば成功するのに、実際には努力しないので成功しないのよね!」の仮定法になります。こんな具合です。
■今あんたがもうちょっと努力すれば、出世するのにね~エ。
One more effort, and you would get on in life.(事実とは反対の仮定法)
If you made one more effort, you would get on in life.
これを仮定法過去完了で書くとこうなります。
■あの時あんたがもうちょと努力していたら、出世したのにね~エ。
One more effort, and you would have gotten on in life.
If you had made one more effort, you would have gotten on in life.
これも今までと同じでOne more effortだけでは「今」なのか「あの時」なのかよく分かりません。you would get~やyou would have gotten~を見て初めて判然とします。
それでは、類題を解いてみましょう。
A little earlier, and you would have seen the parade.
= You would have seen the parade if you (      )(      ) a little earlier.【had come [or been]】
■もう少し早く来れば、パレードが見られたのに。

4 Comments

  1. キャベツとレタスの違い君 wrote:

    テストの単語って前置詞だけですか?

    火曜日, 6月 14, 2011 at 7:58 AM | Permalink
  2. yabu wrote:

    今のところ未定です。でも、1~2章の前置詞でやろうかと思っています。

    火曜日, 6月 14, 2011 at 9:26 AM | Permalink
  3. キャベツとレタスの違い君 wrote:

    何度もスミマセン…
    構文って本当にオレンジの問題集から出すんですか?
    もしそうなら、ページを教えてもらえませんか

    火曜日, 6月 14, 2011 at 4:57 PM | Permalink
  4. yabu wrote:

    オレンジから出題しますよ!今、手元にないので、明日にでも授業で発表します。

    火曜日, 6月 14, 2011 at 7:47 PM | Permalink

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