構文066「仮定法構文」その6「あるならシリーズ」
■もし今あなたの手助けがあれば、僕は成功できるだろう。
If you helped me, I could succeed.
With your help, I could succeed.
■もしあの時あなたの手助けがあれば、僕は成功できただろう。
If you had helped me, I could have succeeded.
With your help, I could have succeeded.
前回は「なければシリーズ」でしたが、今回はその全く逆で「あるならシリーズ」です。「もし君の手助けがなければ」がWithout your helpだったのに対して、「もし君の手助けががあれば」は真逆のWith your helpです。前半の前置詞句だけでは「今」なのか「あの時」なのかは判別できません。帰結節を見て初めて分かるのも前回と同じです。違うのは、今回は短くこれでお仕舞い!
それでは、類題を解いてみましょう。
With a little more patience she could have succeeded.
= If she ( )( ) a little more patient, she could have succeeded.【had been】
■あの時、彼女がもうちょっと忍耐強ければ、成功していただろうに。
If he had been a little more diligent, he would have succeeded in his attempt.
= With a little more ( ), he would have succeeded in his attempt.【diligence】
■あの時、彼にもう少し勤勉さがあれば、彼の企てが成功していただろうに。
If the driver had been a little more careful, he could have avoided such a tragic accident.
= With a little more ( ), the driver could have avoided such a tragic accident.【care】
■あの時、運転手がもう少し注意していたら、あんな悲惨な事故を回避することができたのにね。
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This was written by
yabu. Posted on
日曜日, 6月 12, 2011, at 9:08 PM. Filed under
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2 Comments
僕は成功できるだろう。という確定していない場合には、
I would be able to succeed.
ではないでしょうか?
I could succeed.
だと、僕は成功できる。という言い切る訳出になるのではないですか?
同様に
成功できただろう。という訳出なら、
I would have been able to succeeded.
という英文にはなりませんか?
I could have succeeded.
なら、僕は成功できた。という訳出になりませんか?
日本語に引きずられるといけませんね。canはその人に備わった能力を表し、「いつでもやろうと思ったらできる」が原義です。だから、「僕はそこへ行こうと思ったらいつでも行ける」という能力は、当然「この先」のことも言っています。つまり、canは未来を常に含んでいるわけです。ですから、「できるだろう」がいつもwill be able toだとは限りません。「いつか・この先、僕はそこへ行けるだろう」などと言う場合にはwill be going toを使ってもかまいませんがね。
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