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構文063「仮定法構文」その3「お化けシリーズ②」

■彼女はまるで何でも知っているかのように話す(話した / 話すだろう)。
She talks as if she knew everything.
She talked as if she knew everything.
She will talk as if she knew everything.
as if+仮定法の2回目です。今回は「まるで~の様な口をきく」のパターンです。このパターンでは「話をする」時間と「何でも知っている様に思った」時間とが一致していないといけません。つまり、
・何でも「今」知っているように、彼女は「今」話をしている。
・何でも「あの時」知っていたように、彼女は「あの時」話をした。
・彼女は何でも「この先」知っているように、彼女は「この先」話をするだろう。
時間にズレがない場合は、as if 直後は「仮定法過去」でしたね!だから、現実の時間の方は talks (現在)、talked (過去)、will talk (未来)と変化しても、as if 直後は全て knew に成っているわけです。じゃあ、次のはどうでしょう?!
■彼はまるで大統領に会ったことがあるような口ぶりだ(だった/だろう)。
He speaks as if he had seen the president.
He spoke as if he had seen the president.
He will speak as if he had seen the president.
これは「お化けシリーズ」と同じだって分かりますか?!つまり、「前に」大統領に会った様に「今」話しているじゃないといけません。もし「今」大統領に会っている様に「今」話しているのなら、話者が大統領ということになってしまいます。as if の「お化けシリーズ」はこれでお仕舞いです。as if が出てきたら、その直後に来るのは仮定法過去なのか、それとも仮定法過去完了なのかをちゃんと考えてくださいね。
それでは、類題を解いてみましょう。
She talks as if she (      ) to many foreign countries.【④】
①is・・・・・・・・・・・・②were
③has been・・・・・④had been
■彼女はまるでたくさんの国々を訪れたことがあるかように話す。
He speaks English as if he (      ) an English man.【①】
①were・・・・・・・・・②had been
③was
■彼はまるでイギリス人であるかのごとく英語をしゃべる。
The boy talks like a great scholar.
= The boy talks (      )(      ) he (      ) a great scholar.
■その子は偉大な学者のように話す。
→The boy talks (as) (if) he (were) a great scholar.
They treated me like a mere child.
= They treated me (      )(      )(      )(      ) a mere child.
■彼は僕を子供扱いした。
They treated me (as)(if)(I)(were) a mere child.

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