風林火山君からの質問
<質問>
昨日は部活が忙しくて薮研が見れませんでした(汗)
質問です
今回はtoにnotがついていると「結果」で訳して前回はtooにnotがついていると「程度」で訳していましたが、toにnotがついていて「程度」で訳したり、tooにnotがついていて「結果」で訳す文というのはあるのでしょうか??
あったらそんな例文を教えてください!!
<回答>
風林火山君!英語の勉強はいつでもできます。今しかできない部活を優先してくださいね。さて、「not toは結果、not tooは程度が訳し易い」の逆はないのか、という質問ですね。「言葉だから何とでもなる」というのが藪下の答えです。つまり「結果」でも「程度」でも訳出は可能なのです。ここで藪下が言いたいのは、「結果」がダメだったら「程度」で、「程度」がダメだったら「結果」でやってみるくらいの頭の柔らかさが必要だよ!と言うことです。じゃあ、練習問題を1つ付けておきましょう。これは確かだいぶん前の京大の下線部訳です。「程度」と「結果」の両方で訳し分けることができるかな?
The change which these years have brought about is too remarkable to be passed over without being noticed, too weighty in its lesson not to be laid to heart.
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2 Comments
近年引き起こされる変化は、とても珍しいので、気が付きもしないで無視される。だから、その授業ではさほど重要ではない。
じゃないですか?
ちょっと意訳になってるかもしれません(汗)
とりあえず、ぼくは
withoutはwithout doingで「~もしないで」と訳しました
最後のlay to heart は前にある lessonの“中心にある”ということで、重要であると訳しました
合ってますか?
【正解】
「結果」
近年生じた変化はとても顕著で気づかずに見逃すことはあり得ないし、その教訓という点でとても重大で心に残ってしまうのである。
「程度」
近年生じた変化は気づかずに見逃すにはあまりにも顕著であり、心に残らないにしてはあまりにもその教訓は重大なのである。
長尾君!いや、風林火山君。果敢にも類題に挑戦した君の気概に感服しました。without doingを「~しないで」と訳出したのは流石です。1つ残念だったのは、共通関係が見抜けなかったところです。等位接続詞andで結ぶのが面倒だから、代わりにコンマ(,)でつないでしまうことが良くあります。ですから、問題文はこうなります。
The change which these years have brought about is too remarkable to be passed over without being noticed, and too weighty in its lesson not to be laid to heart.
そして、and、but、orがあれば直後に注目して、同じ機能語を直前に探すのでしたね!そこでこれらが浮かび上がります。
The change which these years have brought about is too remarkable to be passed over without being noticed, and too weighty in its lesson not to be laid to heart.
これをよく見ると、主語を共通としたx(a+b)の関係が浮かび上がります。こんな具合です。
The change is(too remarkable to be passed over without being noticed + too weighty in tis lesson not to be laid to heart)
風林火山君の答案に出てくる「だから」に当たる英語はありません。そしてchangeを「珍しい」と訳出していますが「珍しい変化」はあまり一般的ではありません。普通は「目覚ましい変化」です。特に、この第59構文のポイントになっている「程度」と「結果」で訳出するという作業を忘れてしまっているのは残念です。正解はこうなります。
■近年生じた変化はとても目覚ましくて、(その結果)気づかずに無視されることはないし、[その変化は]教訓という点でとても重大なので(その結果)心に残ってしまう。
■近年生じた変化は目覚ましい。(何するには?)気づかずに見逃すには。そして[その変化は]教訓という点でとても重大だ(何するには?)心に残らないにしては
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