■彼は知らないふりをしたのだが、そのことで僕は一層腹が立った。
He pretended ignorance, which made me still more angry.
He pretended ignorance. ^ -言いたい文
★<It> made me still more angry.-飾りの文
↓
which
→<He pretended ignorance>, which made me still more angry.
関係代名詞は、直前の名詞の飾りがここから始まるよ!と言う記号でしたね。でも、いつも飾られるのが「直前の名詞1語」だとは限りません。この英語の先行詞はHe pretended ignorance全文です。先行詞がHeならばwhoで良いのですが、文全体となるとそうは行きませんね。仕方がないのでwhichを使います。そして、必ず非制限用法(継続用法)を用いて、文をコンマ(,)で区切ります。
■リンダは自分がひどい病気だったと言ったが、それはウソだった。
Linda said that she was very sick, which was not true.
Linda said that she was very sick. ^ -言いたい文
★<It> was not true.-飾りの文
↓
which
→Linda said <that she was very sick>, which was not true.
今度は先行詞が前文の一部、that she was very sickです。この様に、関係代名詞whichは何でも飾ることができるのです。さて、次の何でも飾れる関係代名詞はasです。whichと違うのは、asとセットになる語句と一緒に使うことです。だから、熟語に出てくるasと覚えてもOKですよ。
■若者たちには良くあることだが、彼は自信過剰だ。
He is overconfident, as is often the case with young people.
He is overconfident. ^-言いたい文
★<It> is often the case with young people.-飾りの文
↓
as
→He is overconfident, as is often the case with young people.
as is often the case with人やas is usual with人は「人にはよくあることだが」の慣用句。だからwhichじゃなくてasだと覚えてください。as is natural with人なら「人には当然のことだが」となります。そして、熟語化しているので、as is often the case with young peopleを文頭に置くこともできます。
■君の話を親身になって聞いてくれるような友達を選びなさい。
Choose such friends as will listen to you carefully.
[You] choose such friends. ^-言いたい文
★<He> will listen to you carefully.-飾りの文
↓
as
→Choose such friends as will listen to you carefully.
これはsuch A as Bで「BのようなA」の慣用句。だからasです。完全に熟語化していて、非制限用法のコンマ(,)も必要ありません。あ、もう1つ覚えておいてくださいね。
■これは僕がロンドンで買ったのと同じ種類の財布です。
This is the same wallet as I bought in London.
This is the same wallet. ^-言いたい文
★I bought <it> in London.-飾りの文
↓
as
→This is the same wallet as I bought in London. これもthe same A as Bで「Bと同種のA」の慣用句です。もし「the same A that B」なら「Bと同一のA」になってしまい、僕がロンドンで買ったのだけど、紛失した財布がここにある!という意味になります。さて、19回に渡り、関係詞を「言いたい文」と「飾りの文」に分けて説明してきました。青字が出てくるとうんざりした子もいると思いますが、結局のところ関係詞はこの2つがちゃんと区別できてないとダメなんですよ!これで試験範囲の講義は全巻の終了です。お疲れ様でした。
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