英文法では、「話者の気持ち(mood)の表現法」が3つあって、それを「直説法」「命令法」「仮定法」と呼んでいます。命令法は別にして、直説法とは「普通に話すときの話者の気持ち」、仮定法とは「自分の願望を話す時の話者の気持ち」を表現すると言うわけです。
これはどういう事かというと、英語は「現実の行為・行動」と「頭の中の妄想」とを時制で区別しているということです。つまり、「現実の時間」を表現するには現在のことは現在形、過去のことは過去形、未来のことは未来形で表現しますね。一方、「頭の中の妄想時間」は「現実の時間-1」で表現します。つまり、未来のことは現在形、今のことは過去形、昔のことは大過去形で表現するわけです。まとめると、こうなります。
◇未来のことを妄想するときは、現在形で!
◇今のことを妄想するときは、過去形で!
◇昔のことを妄想するときは、had+過去分詞で!でも、助動詞の後ろはhave。
◇未来のことを妄想するときは、現在形で!
◇今のことを妄想するときは、過去形で!
◇昔のことを妄想するときは、had+過去分詞で!でも、助動詞の後ろはhave。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・こうしておくと、話者のしゃべっている内容が現実の行為・行動なのか、頭の中の妄想なのかがすぐに分かるわけです。だから仮定法とは「妄想記号」なんだと思っていればOKです。妄想ですから、事実とは反対のことを思い浮かべます。彼女がいなければ「彼女がいたらなあ」と妄想するわけです。彼女がいるのに「彼女がいたらなあ」と考えるのは、ただのあんぽんたんですよね!
■もし今あたしが鳥なら、あなたのところへ飛んでゆくのだけど。
・・・I am a bird. I can fly to you.-現実の時間
・・・・・↓ ・・↓
If I were a bird, I could fly to you. -妄想時間
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Ifが付くと妄想スイッチが入って、頭の中の時間に切り替わります。つまり「現実の時間-1」にしなくてはなりません。だから「am→were」、「can→could」になってますね!なぜwasではなくてwereなのかと言うと、現実の時間ではI was a birdが正しく、I were a birdは文法的に間違っているわけですから目立ちます!だから妄想記号として用いるにはピッタリなのですね。でも、最近はwasでもOKです。今を妄想するときは過去形で妄想するので「仮定法過去」と呼びます。
・・・I am a bird. I can fly to you.-現実の時間
・・・・・↓ ・・↓
If I were a bird, I could fly to you. -妄想時間
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Ifが付くと妄想スイッチが入って、頭の中の時間に切り替わります。つまり「現実の時間-1」にしなくてはなりません。だから「am→were」、「can→could」になってますね!なぜwasではなくてwereなのかと言うと、現実の時間ではI was a birdが正しく、I were a birdは文法的に間違っているわけですから目立ちます!だから妄想記号として用いるにはピッタリなのですね。でも、最近はwasでもOKです。今を妄想するときは過去形で妄想するので「仮定法過去」と呼びます。
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■もしあの時あたしが鳥だったら、あなたのところへ飛んでゆけたのだが。
・・・・I was a bird. I could fly to you.-現実の時間
・・・・・・・↓ ↓
If I had been a bird, I could have flown to you.-妄想時間
昔を妄想するときは、had+過去分詞で妄想します。だから「was→had been」になってますね。flyもhad flownにしたいのですが、助動詞couldの後ろは原形ですからhave flownになってます。だから「助動詞の後ろはhave!」と覚えてしまうのが良いでしょう。昔を妄想するときはhad+過去分詞で妄想するので「仮定法過去完了」と呼んでます。これを文法の参考書ではこんな公式で覚えろと言ってますね。
・・・・I was a bird. I could fly to you.-現実の時間
・・・・・・・↓ ↓
If I had been a bird, I could have flown to you.-妄想時間
昔を妄想するときは、had+過去分詞で妄想します。だから「was→had been」になってますね。flyもhad flownにしたいのですが、助動詞couldの後ろは原形ですからhave flownになってます。だから「助動詞の後ろはhave!」と覚えてしまうのが良いでしょう。昔を妄想するときはhad+過去分詞で妄想するので「仮定法過去完了」と呼んでます。これを文法の参考書ではこんな公式で覚えろと言ってますね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・would
◇If S+過去形~, S+ should+ 原形 could
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・could
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・might
◇If S+過去形~, S+ should+ 原形 could
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・could
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・might
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・would
◇If+had+過去分詞~, S+should+have+過去分詞
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・could
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・might
◇If+had+過去分詞~, S+should+have+過去分詞
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・could
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・might
別にこれでも良いのですが、なぜこうなるのかが分かっていないと無意味ですよ!次回は仮定法未来を勉強します。
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4 Comments
SP.Gin改め、委員長です。藪下先生、授業で聞くのを忘れてしまいましたが、結局、テストの範囲で薮研から出題されるものはなしということでよろしいでしょうか。
SP.Gin君、いや、委員長!薮下は授業中にちゃんと試験範囲を言いませんでしたか?また、くだらない話ばかりやって、肝心なことを言い忘れているのですね!ごめんなさい!今回の中間考査の範囲は、「関係詞」と「藪研・第文1~53構文まで」です。基本的に、関係詞はテキストや問題集から出題し、構文は日本語付き空所補充問題です。ですから、構文の範囲から連立完成問題(書き換え問題)は出題されないので、簡単ですよ!頑張って勉強してください。
今日、アブラゼミからはロジックだけが出るとおっしゃっていましたがマルテは出ないんですか?
キャベツ君!勉強してますね。アブラゼミはロジックの為の教材です。なぜなら、センター試験はロジックで全部解けちゃうからです。ですから、アブラゼミの出題はロジックに限定しようと思っています。簡単だから、文と文の間にあるロジックを全部見直しておいてください。
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