さて、今度は「場所はどこでも」「時はいつでも」「方法はどんなやり方でも」です。ここでとんでもないことが起こります。先行詞とは「飾られる名詞」でしたね。それと「ここから飾りが始まるよという記号」である「関係詞」が合体してもできあがるモノは名詞のはずです。だから、「どいへでも」や「いつでも」の文末副詞になるには、本当なら[ ]の中に入っている前置詞がどうしても必要なのですが、米語ではこれさえ省略してしまいます。
■君の行くところならどこでもついて行きます。
I will follow you wherever you go.
I will follow you [to] anyplace. ^ -言いたい文
★You go <to the place>.-飾りの文
↓
to which
↓
where
→I will follow you [to] anyplace where you go.
→I will follow you [to] wherever you go.
■君が遊びに来たいときはいつでも来なさいよ。
You can come and see me whenever you want to.
You can come and see me [at] anytime. ^ -言いたい文
★You want to come and see me <at that time>.
↓
at which
↓
when
→You can come and see me [at] anytime when you want to [come and see me].
→You can come and see me [at] whenever you want to [come and see me].
■僕は好きなように(自分がやりたいどんなやり方ででも)生きて行けます。
I can live however I want to.
I can live [in] any way. ^ -言いたい文
★I want to live <in this way>.-飾りの文
↓
in which
↓
how
→I can live [in] any way how I want to [live].
→I can live [in] however I want to [live].
どうして[ ]の中の前置詞を省略してしまったかというと、本来は関係副詞のはずのwhereverやwheneverを接続詞だと考えたからです。これは究極のご都合主義ですね!
◇僕はあなたの行くところへ行きます。
I will go where you go.
◇君が遊びに来たいときに来なさい。
You can come and see me when you want to.
まとめておくと、複合関係副詞は先行詞と関係副詞が合体してできたミュータントで、それぞれの意味は下の様に考えて接続詞のように扱えば、君はもうアメリカ人です。
◇wherever S+V=「SがVする所ならどこへでも」
◇whenever S+V=「SがVする時ならいつでも」
◇however S+V=「SがVする方法ならどんなやり方でも」
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