■僕が君に言うことをやりなさい。
[You] do the thing.^-言いたい文
★I tell you <the thing>.-飾りの文
↓
which
→Do <the thing which> I tell you.
→Do <what> I tell you.
■君が欲しいモノをあげよう。
I will give you the thing.^-言いたい文
★You want <the thing>.-飾りの文
↓
which
→I will give you <the thing which> you want.
→I will give you <what> you want.
「英文法基礎のキソ」の「関係代名詞のwhat」のところでも同じ例文を使って説明しましたね。もう1度読み返しておいてください。両方の例文にthe thing(s) whichが入ってます。これは当然のことで、「こと・もの」は英語にするとthe thing(s)、先行詞がモノなのですから、それを飾る飾りは関係代名詞whichから始まります。すると、「~すること」「~であるもの」と言う度にthe thing(s) which、the thing(s) whichと言わなきゃならない。これがとっても面倒なので、the thing(s) whichを1つにまとめてwhatに置き換えました。これが関係代名詞whatです。簡単に「こと・ものwhat」と覚えると良いでしょう。
前に書かなかったことで、ここで強調しておきたいのは、面倒くさいのが嫌いな人間の究極の合理主義から生まれたのが「関係代名詞what」だと言うことです。何てったって、先行詞と関係詞を合体させて新しい関係詞を作ってまでして、面倒なことを減らしたわけですよ!これはすごいことですね!
次回から「複合関係詞」の話をします。実は、この複合関係詞も「先行詞+関係詞」の究極の合理主義が生み出した産物です。繰り返しますが、先行詞がないのですよ!これってブリブリ読みにくいわけですよ!第10講で「先行詞や関係詞の省略」をやりましたね。先行詞は、そこで文が区切れることが分かれば、なくても良かった。the place where、the time when、the reason whyなど、特定の先行詞と関係詞の組み合わせに限りどちらも省略ができた。the way howに限ってはどちらか一方を必ず省略しなくてはならなかった。ま、ここまでは許してあげます。でも先行詞と関係詞を合体させて新しい関係詞を作ることはないでしょ!では、ちょっと予告編です。
■僕が君に言うことは何でもやりなさい。
[You] do anything.^-言いたい文
★I tell you <the thing>.-飾りの文
↓
which
Do <anything which> I tell you.
Do <whatever> I tell you.
■君が欲しいモノは何でもあげよう。
I will give you anything.^-言いたい文
★You want <the thing>.-飾りの文
↓
which
I will give you <anything which> you want.
I will give you <whatever> you want.
さっきと違うのはthe things whichがanything whichになったとこですね!
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