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関係代名詞thatを用いる場合・その2(第23章 関係詞2・第12講)

■今日の朝刊には僕の興味を引くものがほとんど[全く]なかった。
There was little [nothing] that interested me in the morning paper.
前回のポイントは、先行詞に「唯一絶対のthe」が付いていたら、関係代名詞はthatでしたね。なぜなら、theが付くと先行詞が特定の1つに限定されるので、指示代名詞「それ」から生まれた関係代名詞thatがピッタリだったわけです。今回勉強するのは、先行詞が特定の1つには限定されることはありませんが、かなり狭い範囲まで絞り込むことができる場合でもやっぱりthatを使います。例文のように先行詞がlittleやnothingならば数がぐんと少なくなるのですから、とても限定的ですね。
■このボタンをおしてくれさえすれば良い。
All that you have to do is to press this button.
=You have only to press this button.
■僕は彼女を待ち続けるしか仕方がありません。
All that I can do is to keep waiting for her.
=I cannot help but keep waiting for her.
先行詞がallになると、数が増えてしまって先行詞を絞り込むことは出来ないように思えるのですが、実際は逆で、例文の様に「君がやらねばならない全てのこと」は「君はしさえすれば良い」に、「僕にできる全てのこと」は「僕はそうせざるを得ない」に言い換えられ、とても限定的になります。だから先行詞がallの場合には、関係代名詞はthatを用います。
■君のほしいものは何でもあげるよ!
I will give you everything that you want.
■僕が君に出来ることは何かない?
Is there anything that I can do for you.
先行詞がeverythingやanythingの場合、「何でもいいよ!」とか「何かないの?」の調子で先行詞が強調されていますね。だから、数が限定されるわけではないのですが、とても目立つわけです。そこで関係代名詞はthatが好まれます。

4 Comments

  1. SP.Gin wrote:

    度々申し訳ないです。1学期中間テストの英語構文の範囲を教えてください。

    日曜日, 5月 8, 2011 at 8:33 PM | Permalink
  2. yabu wrote:

    SP.Gin君、実はまだ決心がつかないのですよ!明日でちょうど試験一週間前ですから、明日の授業で皆に告知しようと考えています。今のところ、ブログに書いたとおり第53構文までを範囲にしようと思っています。でも、このままではちょっと鬼畜かな?とも感じます。もう少し薮下に時間をください。

    日曜日, 5月 8, 2011 at 8:34 PM | Permalink
  3. キュウべぇ wrote:

    非常に漠然とした質問で申し訳ないのですが、連鎖関係詞という物が一体どんな物なのか未だにはっきりと理解出来ません。
    関係代名詞節が、入れ子になっていて、内側の節の関係詞がそのまま外側の節の関係詞になっている、ということ(我の言葉ながらナニを言っているのかよく分からない)なのでしょうか?

    日曜日, 5月 8, 2011 at 9:18 PM | Permalink
  4. yabu wrote:

     講義ノートの「I think、I know、I believeに注意!(第22章 関係詞1・第2講)」のところで説明しています。一度、そこを読んでみてください。それでもまだ疑問が残れば、再度質問してみてくださいね。

    月曜日, 5月 9, 2011 at 5:04 AM | Permalink

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