■言うまでもないことだが、君にまた会えて僕はとてもうれしい。
Needless to say, I’m very happy to see you again.
Obviously, I’m very happy to see you again.
独立不定詞の第3回目です。今回は「言うまでもなく」の表現をやります。これはもともとはこんな英語でした。
■君にまた会えて僕がうれしいことなど言う必要はない
It is needless to say that I’m very happy to see you again.
Itは形式主語で、真主語はto以下です。同じような表現に「変な話だけど」というのがあります。
■変な話だけど、彼はそのことについて何も語らなかった。
It is strange to say that he said nothing about it.
Strange to say, he said nothing about it.
Strangely, he said nothing about it.
省略のパターンとして多いのが、このit isの省略です。ロイヤル英文法から引用しておきます。
◇そんな間違いをするなんて、彼はなんて不注意なのでしょうね!
How careless it was of him to make such mistakes.
◇どんな小さなコトでも、努力を積み重ねれば成果が出る。
Every effort, however small it is, will count in the end.
「言うまでもなく」の表現には、もう1つあります。この2つをしっかりと区別する必要があります。
■僕は彼女の優しさが好きだし、彼女の美しさが好きなのは言うまでもない。
I like her tenderness, not to speak of her beauty.
I like her tenderness, to say nothing of her beauty.
I like her tenderness, not to mention her beauty.
否定的な意味を重ねる場合にはlet aloneを使います。
■彼は読むことはできないし、書くこともできないのは言うまでもない。
He can’t read, let alone write.
それでは、類題を解いてみましょう。
( ) to say, world peace is desirable for all people.【③】
①When it comes・・・②Why don’t you
③Needless・・・・・・・・④Quite a few
■言うまでもなく、世界平和は人類全てにとって望ましいものだ。
奇妙な話だが、人の姿が突然見えなくなった。【to say】
Strange ( )( ), the figure went out of sight suddenly.
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2 Comments
it isの省略が起こるのってどんな時ですか?
省略が起こるのは「①なくても分かる」場合と「②いつも省略する」場合です。it isの省略は「②いつも省略する」から起こります。前にも引用した「ロイヤル英文法」の例文を付けておきます。
■どんなに小さくても、努力を積み重ねてゆけば最後には効いてくる。
Every effort, however small [it is], will count in the end.
このcountは「お金を数える」から派生して「価値がある」とか「重要である」、「効果がある」の意味になってます。中学の時にやった感嘆文、How beautiful she is!の譲歩版です。it isの省略は1つ1つ用例を覚えてゆくしかありませんが、大体が熟語や構文になってしまってます。だから知らないうちにit isが省略されているのがほとんどですよ!構文052「独立不定詞いろいろ」その3(不定詞構文10)を見直しておいてくださいね。
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