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構文052「独立不定詞いろいろ」その1(不定詞構文8)

■率直に言うと君はダイエットをする必要があると思う。
To be frank with you, you need to go on a diet.
Frankly speaking, you need to go on a diet.
今回からしばらく、「独立不定詞」を勉強をします。なぜ「独立」なのかというと、主節(中心の文)の主語でダイエットが必要なのは「you」なのだけど、必要だと率直に言っているのは「話し手」で、主節の主語とは別の人が主節とは独立してモノを言っているよ!というわけです。これは分詞構文でも事情は同じで、分詞の主語と主節の主語が違うやつを「独立分詞構文」と言いましたね。2つ目の例文がそれです。
■もし僕が正直に言うことができるのであれば、君はダイエットをする必要があると言いたい。
If I can speak frankly, you need to go on a diet.
→Speaking frankly, you need to go on a diet.
→Frankly speaking, you need to go on a diet.
ということは、主節から「独立」した表現とは、しゃべっている内容に対する話し手のコメントのようなものだと分かります。さて、この例文ではたまたま偶然「独立不定詞」=「独立分詞構文」になってますが、いつもこの様に上手く行くわけではありません。例えば「厳密に言うと」の場合は×です。
■厳密に言うと、君は肥満なんかじゃない。
Strictly speaking, you are not fat.
≠To be strict with you, you are not fat.
To be strict with youなんて表現は英語にはありません。I am strict with youなら「僕は君を厳しく指導する」になっていしまい、全然意味が違ってきます。ね!「率直に言うと」はうまく行っても「厳密に言うと」はうまく行かないでしょ!
だから、この独立不定詞は1つ1つが慣用表現だと考えてしまうのが簡単です。あ、「不定詞が条件ifの意味を持つ」ということは知っておいた方が良いでしょうね。仮定法のところで、こんなの習ったでしょ!
■彼が話をするのを聞けば、君は彼を外国人だと思ってしまうだろう。
To hear him talk, you would take him for a foreigner.
If you heard him talk, you would take him for a foreigner.
そんなわけで、独立不定詞は色んな言い換えが可能だということが分かります。話者の立場でコメントをするのだから、色々と言い換えることができるというわけです。全部並べるとこうなります。あ、ケイセイ君!別に君のことを言っているのではないのですよ!決して君が最近ちょっと太ってきたなんて言っているわけではないからね!
■率直に言うと君はダイエットをする必要があると思う。
To be frank with you, you need to go on a diet.
To speak frankly, you need to go on a diet.
Frankly speaking, you need to go on a diet.
Frankly, you need to go on a diet.
Speaking frankly, you need to go on a diet.
If I can speak frankly, you need to go on a diet.
If I may be frank with you, you need to go on a diet.
それでは、類題を解いてみましょう。
To be frank (     ) you, I don’t like the way you talk.【②】
①on・・・・・②with
③by・・・・・④at
■率直に言うと、僕はあなたの話し方が嫌いだ。
(     ) speaking, I don’t trust him.【②】
①Frank・・・・②Frankly
③Fluent・・・④Fluently
■率直に言って、僕は彼を信用していない。

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