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構文048「まさに~しようとしている」(不定詞構文4)

■友人が尋ねてきたとき、僕はちょうど出かけようとしていた。
I was just about to leave when my friend visited me.
= I was on the point of leaving when my friend visited me.
前置詞aboutには「静的about」と「動的about」があります。静かな方のaboutは、中学以来おなじみの「約~」とか「おおよそ」や、「~について」「~に関して」などの意味で使われます。例えば下の図で、「×」がちょうど100だとすると、周りの「。」がabout 100です。
・・・・・・・
・・・。           。
 ・。      ×      。←about 100、about it
・・・。          。
・・・・・・・
また、日本語でも、「その辺のことについて述べる」などと言いますよね。「その辺(へん)」とか「その辺(あた)り」を英語にするとabout itになります。つまり「話の核心とその周り」がabout itなわけです。では、動きのあるaboutはどうでしょう。例文で言うと「×」が今度はleave(出発する)という動作を表します。自分はその周辺にいる「。」なわけです。そして、「。」は「×」のほんのすぐ近くにあるのですから、「私は今にも出発しようとしている」様子がI am about to leaveなのです。ちなみに「be~to」は助動詞記号でしたから、be about toを助動詞と考えるのが簡単です。どころで、この変な「。×図」はちゃんと画面に表示できているのでしょうかね!?
・・・・・・
・・・。           。← I
。      × ←leave
・・・。          。
・・・・・・
さて、これを書き換えると、I am on the pointになります。the pointは「その時点」です。まさに出て行こうとしている点(point)なわけですね!「その時点に接して私がいる」と言いたいのがI am on the pointです。その時点、一点を指したければ「一点のat」を使っても表現することができます。こんな具合です。
■友人が尋ねてきたとき、僕は出発するというまさにその時点にいた。
I was at the point of leaving when my friend visited me.
あ、この和訳でもう気づいていると思うのですが、ofは同格のofです。「A of Bing」とくれば「BというA」の意味の同格でしたね!
それでは、類題を解いてみましょう。
When I visited him, he was on the point of leaving.【中京大】
=When I visited him, he was (about) to leave.
■私が彼を訪ねたとき、彼はちょうど出かけるところだった。
私が立ち去ろうとすると、ちょうどマシューが挨拶してきた。【成蹊大】
We were ( about / Matthew / said / leave / to / when ) hello.
→We were about to leave when Matthew said hello.

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