譲歩構文2つ目のパターン「たとえAであろうとも、B」の2回目です。ここではifが絡(から)む譲歩をやります。「例えAであろうとも」の表現は、ある状況を何か別のものに例えたりなぞらえたりするわけですから、一種の条件文です。だから「例えAであろうとも」は「もしAだとしても」と言い換えられますね。だからifを逆接・譲歩に使っても変じゃないんです。
■たとえ今回は失敗でも、君にはまだチャンスがある。
Even if you fail this time, you have another chance.
=Though you fail this time, you have another chance.
even ifは「この先あることが起こっても、それが何かを妨げることはない」とか「欠点もあるが、長所もある」の内容の譲歩にしか使えません。だから第29構文に出てきた例文、「彼は有名なのだが、しかしとても謙虚である」にはeven ifは使えないのです。また、even ifとよく似た表現にeven thoughがあります。even thoughは「今実際にあることが起こっているけど、それが何かを妨げない」の内容の譲歩に使います。次の2つの例文を比べてみてください。
■たとえこの先雨が降っても、僕は外出します。
Even if it rains, I will go out.
■今雨が降っているけれど、僕は外出します。
Even though it is raining now, I will go out.
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