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AKB47君からの質問

<質問>
構文とは関係がないのですが、次の英文のeach in his own fashionって何でしょうか?文がコンマをはさんで2つあるのなら、接続詞andが必要だと思うのですが、どうして無いのでしょうか?
This is what the painter, the poet, the speculative philosopher, and the natural scientist do, each in his own fashion.
『京都大学2001年度・薬学部・後期試験』
<回答>
AKB47君、久しぶりですね。あ、この前は君のことを間違えて「西岡君」と呼んでしまったことを深く反省しています。ごめんなさい!「光岡君」とカブってしまいました。ところで、この英文をどこで見つけたのですか?これはなかなかエグい英文です。先ず、コンマ以下は明らかに省略表現ですね。授業でやった省略の復活法を覚えてますか?前文に重ねてみるんでしたね。すると、こうなります。
This is what  <the painter, the poet, the speculative philosopher, and the natural scientist> do
[This is what]  <each>        [does] in his own fashion.
■これが、画家や詩人や思弁哲学者や自然科学者がやっていることです。
■これが、各々が自分たちのやり方でやっていることです。
そして、文が2つあるのだから、接続詞で結ばないといけないわけですよね、普通は。ところが、接続詞なして2つの文を並べて書くことがあるのです。別の例を見てみましょう。
We shook hands.  I want to know how he had heard so much about me, but couldn’t think of a way of asking, at least not with my mother there.(東大)
これも重ね合わせ技法で省略を復活させると、こうなります。
I could  not  think of a way of asking.
at least [ I could not [think of a way of asking ] with my mother there.
■僕はどうやって尋ねたら良いか思いつかなかった。
■少なくとも、母親がそこにいると、どうやって尋ねたら良いか思いつかなかった。
ほらね!前文の内容に新情報をちょっとだけ付け加えたい場合には、コンマの直後に接続しなしてひっ付けてしまってもOKなのですよ。名古屋高校の丸山先生はこれを「添加」、東洋学園大の大西泰斗先生は「並置」と呼んでいます。では、「A,B」の構造をしているものを他に3つ挙げておきます。これも「添加」であり「並置」だって分かる?
Mr. Smith, Mike’s father(同格)
the milk, which was near the window(非制限用法の関係代名詞)
Walking along the street, I met a friend of mine.(分詞構文)
ほらね。andなんか要らないでしょ!

2 Comments

  1. SP.Gin wrote:

    初投稿でしたっけ。まぁいいか。
    今日、丸〇先生らしき人が、英語を+、-で考える場合の構文に時間構文というものがある、と言っていたと思うのですが、時間構文ってどういうものなのでしょうか。

    土曜日, 2月 19, 2011 at 9:39 PM | Permalink
  2. yabu wrote:

    SP.Gin君、おそらく初投稿です。質問はいつでも大歓迎です。でも、藪下には、「英語を+-で考える」の意味が分かりません。電池には+と-がありますが、英語にはありません。もし、丸◎先生がそうおっしゃったのであれば、丸◎先生に質問するのが良いでしょう。

    日曜日, 2月 20, 2011 at 8:25 AM | Permalink

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