<疑問文型>
倒置法の講義の最終回です。倒置も特殊構文の1つですから、いつかこれも加筆して「これだけ英語構文」の中に入れてしまおうと考えてます。
⑩仮定法のifの省略
□方法=疑問文型
□目的=ifの代用
□特徴=仮定法の文
■もし、隣の人との小さいが絶え間ない諍(いさか)いがなければ、彼らは平穏無事に生活ができるかもしれない。
They might live in peace and quiet, were it not for a small but constant trouble with their next-door neighbor.
←They might live in peace and quiet, if it were not for a small but constant trouble with their next-door neighbor.
■万一必要が生じれば、銀行はローンの期限を延長するでしょう。
The bank will extend your loan, should the need arise.
←The bank will extend your loan, if the need should arise.
これはおなじみのifの省略によって引き起こされる<疑問文型>の倒置です。普通、接続詞なんかを省略すると、言いたいことが通じなくなります。分詞構文で接続詞が省略できるのも「時」か「理由」くらいのものです。それ以外は、よっぽどのことがない限りは接続詞を残します。そんなわけで、ifを消してしまうというのは暴挙なわけです!ですから、ifを消した痕跡を<疑問文型>の倒置を使って残しておいたわけですね。これは文語表現でしか使いません。
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6 Comments
これってどうやって投稿するんですか?
これで合ってますよ。
ありがとうございます
どういたしまして。
倒置法を見抜くコツとかは、ないですか?
F510Y君、だいじょうぶですよ!絶対に倒置には気がつきます。だって、倒置は語順異常です。ですから、この英語どこか変だな、と思ったら倒置です!この英語何か少ないな、と思ったら省略です。ごく近い将来に、構文の英文和訳問題をアップロードします。是非、それに挑戦してみてくださいね!
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