<疑問文型>
倒置法の講義の8回目です。今日から<疑問文型>の倒置をやります。
⑧否定語+疑問文
□方法=疑問文型
□目的=驚きを表現するため
□特徴=否定語や準否定語が文頭にくる文
■学校の聖歌隊から、こんなに見事な合唱を聴くことは滅多にない。
Seldom do we hear such fine singing from school choirs.
←We seldom hear such fine singing from school choirs.
否定文なのに疑問文の語順になっていたらビックリしますよね!語順異常は、本来この様な驚きを表現するのが目的です。疑問文の語順になっているからと言って、疑問詞(?)を付けてはいけません。疑問文の語順は、あくまで「驚きの表現」であって、何かを質問しているわけではありません。同じような例をいくつか見てみましょう。
■彼女にもう2度と会えないなんて、夢にも思わなかった。
Little did I dream that I should never see her again.
←I little dreamt that I should never see her again.
littleはthink、know、imagine、dreamなどの思考系の動詞の前に付いて「そんなこと少しも考えなかった」の意味を表します。
■僕はこんな素晴らしいショーを一度も見たことがない。
Never have I seen such a wonderful show.
←I have never seen such a wonderful show.
文頭に出すのは、否定語や準否定語だけじゃなくて、いくつかがセットになる場合もあります。
■僕が家を出るとすぐに雨が降り出した。
No sooner had I left home than it began to rain.
←I had no sooner left home than it began to rain.
■日が暮れてからやっと、僕はその家を離れた。
Only at sunset did I leave the house.
←I left the house only at sunset.
■その間中、彼は一言も口をきかなかった。
Not a word did he say all the while.
←He did not say a word all the while.
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