<一部逆転型>
倒置法の講義の6回目です。ここでは比較表現に伴う倒置をやります。
⑥thanV+S、asV+S
□方法=一部逆転型
□目的=文の安定化
□特徴=比較の文
■私と同じ身分にある10人のうちの9人ほどは、私はお金をあまり使わない。
I spend less than do nine out of ten people in my position.
←I spend less than nine out of ten people in my position do.
比較の文では代動詞が良く使われます。こんな具合です。
He loves her more than you do.
←He loves her more than you love her.
ここではyouとdoのバランスがとれてますから倒置は起こりません。でも、例文では主語のnine out of ten people in my positionに比べると、代動詞のdoが軽い!これは明らかに頭デッカチのET型ですね。そこで長い主語とdoを逆転させてバランスを取ったわけです。あ、これは完全逆転型と言っても悪くはないのですが、ここではdo1語だけが文頭に出たと考えます。そして、文に省略や簡略化がなく、構成要素を逆転させれば完全な英文になる倒置を完全逆転型と呼ぶことにしましょう。もう1つ例を挙げておきます。
■彼女は母親の若い頃と同じように、パーティーへ行くのが好きだった。
She was fond of going to parties as was her mother when she was young.
←She was fond of going to parties as her mother was [fond of going to parties] when she was young.
[ ]の部分が2度目の繰り返しなので省略されてます。それに伴って文がwasで終わるので、お尻が軽くなってしまいバランスが悪くなった。そこでwasを文頭に出してバランスを取ったわけです。
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検索できるようになって他の記事で解決しました。。
ありがとうございました。
よかった!
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