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F510Y君からの質問(倒置法5)

<一部逆転型>
倒置法の講義の5回目、ここから<一部逆転型>です。
⑤O+S+V
□方法=一部逆転型
□目的=O(目的語)の強調
□特徴=S+V+Oの第3文型の文
■彼は絶対に迷惑をかけないと約束したが、その約束を一週間もしないうちに彼は破った。
He promised never to give us trouble, but this promise he broke in less than a week.
←・・・, but he broke this promise in less than a week.
この倒置の目的を「O(目的語)の強調」と書きました。this promiseが文頭に出ているわけだから、強調には違いありません。でも、こう考えることもできます。それは「接続詞butをはさんで、その前にある文と後ろの文とのつながりをよくするため」というものです。なぜ倒置を起こすことで前後の文のつながりが良くなるのかというと、人は自分がよく知っている情報(旧情報)を耳にすると安心するからです。つまり、前の文にすでに出てきた情報(旧情報=安心な情報)を、後ろの文の先頭に持って来る。そして、できるだけ新しい情報(新情報=不安な情報)は文の後ろの方に置くようにする。そうすることによって、読者は安心して文を読み進むことができるので、前後の文のつながりが良くなるわけです。ま、倒置の目的なんてどっちでもOKです。要は、倒置が起こる前の文を復元できれば良いわけです。倒置の目的はあまり気にしないでください。

2 Comments

  1. F510Y wrote:

    but this promise he broke in less than a week.を
    but this promise that he broke in less than a week.
    と解釈したらいけませんか?<関係代名詞that>

    木曜日, 2月 10, 2011 at 9:47 PM | Permalink
  2. yabu wrote:

    関係代名詞thatの省略と解釈すると、文法的には悪くないのですが、「一週間もしない内に彼が破った約束」の意味になって、butの前にある文とのつながりが悪くなります。つまり、「彼は絶対に迷惑をかけないと約束したが、一週間もしない内に彼が破った約束」って、変な文ですよね。

    金曜日, 2月 11, 2011 at 8:25 AM | Permalink

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