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F510Y君からの質問(倒置法1)

<質問>
これとはまったく関係ないのですが、[倒置法]について詳しく教えてください!
<回答>
了解しました。では、丸山先生の『特殊構文:倒置のすべて(非売品)』をベースにして、倒置法を説明します。まず、倒置の目的は大きく分けて次の2つです。
強調したいモノを文頭に持ってくる。
文尾を重たくすることによって文を安定させる。
どんな倒置もこの2つのうちのどれかに分類されます。では、倒置の方法は幾つあるかというと、前にも書いた3つです。
完全逆転型(完全に逆に読む)
一部逆転型(強調したい語句だけを文頭に置く)
疑問文型(疑問文の語順になる)
この「目的」と「方法」とをちゃんと分けて考えられれば、倒置は簡単に理解できます。そして、毎回1パターンずつ説明します。では、始めましょう。
<完全逆転型>
①副+V+S(その1)
□方法=完全逆転型
□目的=副詞の強調
□特徴=comeやgoなどの「移動を表す動詞」の文
■小さな少年がホールから出てきた。
Out of the hall came a little boy.
←A little boy came out of the hall.
文末副詞out of the hallを強調するために文頭に置き、そこから文を始めて完全に逆転させた形です。日本語にすると「ホールから飛び出してきたんだわ!ちっちゃな子が」くらいの感じ。まさかとは思いますが、完全に逆転させるのだからと言って、Hall the of out came boy little aなんてやる人はいませんよね!当然のことながら意味の最小単位に区切った時の各パーツが逆転するのですよね。
A little boy / came / out of the hall.

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