日常生活でよく使う表現に「こと・もの」があります。例えば「僕の言うこと」とか「君が欲しいもの」の様なものです。英語にするとこうなります。
□僕の言うことをちゃんとやりなさい。
Do the things which I tell you.
□君がほしいものをあげよう。
I will give you the things which you want.
よく見ると、両方ともthe things whichが入ってます。これは当然のことで、「こと・もの」は英語にするとthe thing(s)、それをかざる飾りは先行詞が人じゃなくモノなのだから関係代名詞はwhichです。すると、「~すること」「~であるもの」と言う度にthe thing(s) whichを使わなくちゃならない。これって、とっても面倒ですよね。そこで人はthe thing(s) whichを1つにまとめてwhatに置き換えました。これが関係代名詞whatです。簡単に「こと・ものwhat」と呼んでます。もちろん、藪下が勝手に呼んでるだけですが。
■僕の言うことをちゃんとやりなさい。
Do what I tell you.
■君が欲しいものをあげよう。
I will give you what you want.
ほらね!前よりも大分短くて簡単になったでしょ。これが関係代名詞whatのすごいところです。こと・ものwhatを使った表現で特に重要なのがwhatS+Vです。いくつか例を挙げておきます。
■現在の彼
what he is now
「彼が現在そうであるところのもの」が原義です。つまり、現在の彼の人柄や人間性を言ってます。じゃあ次はどうでしょう。過去形になってten years agoが付いてますね。
■5年前の彼
what he was five years ago
さて、今度のは「彼が今持っているモノ」ですから、こうなります。
■彼の財産
what he has
後はこれのバリエーションです。主語がいつもheなど人だとは限りません。これくらいは書けるようになっておいてください。
■現在の日本
what Japan is now
■5年前の日本
what Japan was five years ago
■将来の日本のあるべき姿
what Japan ought to be in the future
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