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no 比較級 than(構文011)

構文002のところで、こんなのをやりましたね。覚えてますか?
・no more than Aで「少ないことに、ぴったりAだけ」=「たったAしかない」
・no less than Aで「多いことに、ぴったりA」=「Aもある」
moreもlessも比較級ですから、この表現は次の様にまとめることができます。
no 比較級 than A=ピッタリA
「ピッタリA」なのか「ピッタリAしか」なのかは、使われている比較級によって変わります。では、次の表現はどうでしょう。
■その委員会は6人ものメンバーで構成されている。
The committee consists of no fewer than 6 members.
The committee consists of as many as 6 members.
fewは「数えられるモノが少ない」です。no fewerで「数が少なくない=多い」、noは「ピッタリ」でしたから、no fewer than Aで「Aもの数で」となります。数えられるものが多いのは「many」ですから、as many as Aでも「Aもの数で」の意味を表すことができます。一方、数えられないものが少ないのはlittleです。次の表現を見てください。
■僕は100円も持っている。
I have no less than 100 yen.
I have as much as 100 yen.
littleは「数えられないものが少ない」。no less で「量が少なくない=多い」、noは「ぴったり」でしたから、no less than Aで「Aもの量で」となります。数えられないものが多いは「much」ですから、as much as Aで「Aもの量で」の意味を表せます。さて、ここが言葉のいい加減なところなのですが、lessを「数が少ない」の意味で使えるようになって来てるんです!「え~!?」って思うでしょ!「数が少ない」はfewのはずですよね!次のような英語を書いたら、ペケにされたはずです。
■教会へ行く人は映画館へ行く人よりも少ない。
Less people go to church than to movie theaters.(○)
Fewer people go to church than to movie theaters.(○)
なぜこんなことになったかというと、manyもmuchも両方とも「more→most」と活用するのに対して、fewは「fewer→fewest」、littleは「less→least」になっている。ほら!不公平で面倒でしょ!fewもlittleも両方とも「less→least」と活用して欲しくなってくる!言葉は複雑な部分の角が取れて、だんだん単純になってくるんです。
・many – more – most
・much – more – most
・few – fewer – fewest  → less – least
・little – less – least
だから、さっきやった例文は次の様にも書けます。
■その委員会は6人ものメンバーで構成されている。
The committee consists of no less than 6 members.
話が脱線してしまいました。元に戻しましょう。goodは「良い」です。no betterで「良くはない=悪い」、noはピッタリでしたからno better than Aで「悪いことに、Aとピッタリ同じだ」の意味に成る。構文011に出てきた次の例文も同じです。
■彼は悪いことに、シロウトと同じだ。
He is no better than an amateur.

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