soが「そのくらい」であるのに対して、asは「同じくらい」です。考えてみると「そのくらい」も「同じくらい」もほぼ同じ意味ですね。等式にすると「quite so(まさにそのくらい)=as(同じくらい)」かな。だからasの代わりにsoが使えたりするのです。
■彼女は僕ほど背が高くない。
She is not as tall as I am.
=She is not so tall as I am.
昔(19世紀頃)は否定文ではasじゃなくてsoを使っていた。だって、「同じくらい背が高くない」よりも「そんなには背が高くない」の方が自然だし、not as(なたず)よりもnot so(なそ)の方が発音しやすい!でも、最近では皆がasもsoも同じだ、と考えるようになった。現代米語ではnot so~asとは言わず、ほぼ全員がnot as~asを使っている。じゃあ、soの代わりにいつでもasが使えるかというと、そうでもない。
■僕らはまるでアリのように働いた。
We worked like so many ants.(◎)
We worked like as many ants.(×)
英語で一番やっかいなのは「慣用表現」っていうやつです。理屈では良いはずなのに、実際にはそうは言わない。この「まるで~のように」のlike so many~もsoの代わりにasは使えない。
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