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【講義ノート21】「完了進行形」って何?

前にやった「動作動詞」と「状態動詞」を思い出してください。「動作動詞」はその動作が一定期間継続するので、時間軸上に線として表すことができました。そして、その動作が進行していることを表現するのに「進行形」にしましたね。それは目に見える動作なので、その一瞬を写真に収めることができました。
一方「状態動詞」は実際にどこか動くわけではなくて、人の頭の中にあるイメージに過ぎません。つまり、「愛してる」は心の状態を表現したイメージ、「知っている」は頭の中の状態を表現したイメージ、「所有している」は身体の状態を表現したイメージです。「見える」「聞こえる」も人が知覚している状況を表現したイメージです。だから、人の頭の中にしかないイメージなど写真には収められません。そして、イメージは、進行している動作とは違うので、「進行形」にはなりませんでした。では、動作動詞、状態動詞を「基本形」→「進行形」→「完了形」にしてみましょう。
▼動作動詞
基本形 I read a book every day.
進行形 I am reading a book now.
完了形 I have been reading a book for two hours.
動作動詞は進行形にできるので、その be 動詞を have+過去分詞にして「ずっとやっている」の意味を表現します。
▼状態動詞
基本形 I live in Nagoya.
進行形 ×××
完了形 I have lived in Nagoya for three years.
一方、状態動詞には進行形がないので、基本形の live を have+過去分詞にして「ずっとやっている」の意味を表現します。
だから、「ずっとやっている」の意味を表すために「完了進行形」という特別の形があるわけではなくて、どちらも「have+過去分詞」にするのですが、進行形にできる場合には be+~ing の be 動詞を「have+過去分詞」にするので、その結果として「完了進行形」なっちゃうわけです。
【第6章 完了形(1)】【第7章 完了形(2)】

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