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【講義ノート19】「whenやifでも名詞節や形容詞節の中では未来の内容は未来形!」

■その小説を読んでしまったら、僕にそれを貸してくれませんか。(副詞
Will you please lend me the novel when you have finished reading it?
■彼がいつサンフランシスコから戻ってくるか教えてください。(名詞
Tell me when he will return from San Francisco.
■あいつが結婚するような日なんか来ないよ。(形容詞
The day won’t come when he will get married.
「when+文」が文中でどんな働きをしているのかによって、副詞になったり、名詞になったり、形容詞になったりします。つまり、同じ「when+文」でも使い方が違うわけです。でも、区別の仕方はとっても簡単ですよ!
・文から独立して「それはいつ?」の意味を表していたら「副詞
・文の中の「何を」の意味を表していたら「名詞
・the dayやthe timeを飾っていたら「形容詞
じゃあ、1番上の例文から見てみましょう。「僕にその小説を貸してくれませんか」という中心文から独立して、「それはいつ?」に答えているのが「君がその小説を読んでしまったとき」でしょ!だからこの「when+文」は副詞です。あ、副詞って言うのは、主節(中心文)から独立して、「いつ?」「どこ?」「どのように?」の意味を表してくれるオマケ(副次的要素)という意味です。じゃなくて中心じゃなくてオマケなわけですね。
2番目の例文は、中心文が「教えて+誰に+何を」の順に並んでます。その中で「when+文」が「何を」のところに来てますね。つまり「いつ彼がサンフランシスコから戻ってくるかということ」を教えろと言っているわけです。この「何を」は中心文を構成する大切な要素です。だからこの「when+文」は名詞です。ま、「いつ~するかということ」の様に「こと」で終わっているので、名詞だって分かるよね。あ、疑問詞+文」は全て「ことシリーズ」の仲間だから名詞だと考えてもOKですよ。こんな具合です。
when he will return from San Francisco=彼がいつサンフランシスコから戻ってくるかということ
where he met her=彼がどこで彼女と会ったのかということ
who he is=彼が誰なのかということ
what he said=彼が何を言ったのかということ(彼が言ったこと
how he did it=彼がどうやってそれをやったのかということ
which he chose=彼がどっちを選んだのかということ
3番目の例文は、名詞the day(その日)とはどんな日なのかを「when+文」が飾っています。だからこれは形容詞です。これはいわゆる「関係副詞のwhen」なわけです。でも、飾られる名詞the dayと飾りのwhen he will get marriedが離れてますね。本当はETの法則(後置修飾のルール)から、2語以上の長い飾りは名詞の直後に来るはずなのです。つまり、こうなっているはずです。
▼あいつが結婚するような日なんか来ないよ。
The day when he will get married won’t come.
赤い所がこの英文の主語に当たる部分です。ほら!メチャ長いでしょ!これは、いわゆる頭でっかちのET型の主語なわけです。だからものスゴく不安定な文に成ってしまっています。そこで、この文のお尻をデカくして文を安定させる為に、飾りの赤い部分を文の後ろに回したのですね!S+Vの第1文型のSを飾る場合には、飾りと飾られる名詞は離ればなれになって、飾りは文の後ろに回ると覚えておいてください。
さて、副詞、名詞、形容詞の区別がついたら、もう1度例文を眺めてみてください。そして「時や条件を表す副詞節の中では未来の内容でも現在形」でしたが、「時や条件を表す名詞節や形容詞節の中では、未来の内容は未来形」に成っていることを確認してくださいね!
■彼がいつサンフランシスコから戻ってくるか教えてください。(名詞)
Tell me when he will return from San Francisco.
■あいつが結婚するような日なんか来ないよ。(形容詞)
The day won’t come when he will get married.
あ、if+文も同じです。if+文には「もし~なら」と「~かどうかということ」の2つの意味があります。もう分かっちゃったと思いますが「~かどうかということ」は「こと」で終わっているので名詞ですよね。だから、未来の内容は未来形で表します。こんな具合です。「if+文」は形容詞にはなりません!お忘れなく。
■明日はれるかどうか分からない。
I don’t know if it will be fine tomorrow.

 

なら、類題をとくっちゃ!
We don’t know if it (       ) fine tomorrow.【②】
①is・・・・・・・・・・・・・・②will be
③will have been   
■明日晴れるかどうかなんて僕らには分からない。(「何を」のifだから名詞節)
Do you mind if I (       ) the window?【①】
①open・・・・・・・・・・・②may open
③shall open       
■僕がその窓を開けても良いですか(=もし僕がその窓を開けたら、君は気になる?)
【第5章 動詞と時制(2)】

2 Comments

  1. キューピー wrote:

    あいつが結婚するような日なんかこないよ。
    というのは、少し違和感があります。
    その日に結婚するならそれ以前から計画または予定があるということなのでむしろ、
    あいつが結婚するような日が来るなんて想像できないよ。
    I can’t imagine that the day won’t come when he will get married.
    の方が自然に感じます。
    もしくは
    あいつと結婚する人なんていないよ。
    There isn’t the woman married him.
    の方がいいんじゃないでしょうか?
    どうでしょうか?

    土曜日, 9月 24, 2011 at 12:28 PM | Permalink
  2. yabu wrote:

    キューピーちゃんの発想でも全く問題ありません。「あいつが結婚する日なんか来ない」の薮下の英文もおかしくありません。ただし、キューピーちゃんの英語は少し調整をしないといけません。
    I can’t imagine that the day will come when he will get married.
    There isn’t a woman who wants to get married to him.
    「彼が結婚するような日が来るなんて想像ができない」だからthe day won’t comeじゃなくてthe day will comeですね。
    そしてthe womanにすると特定の1人の女性を指します。例えばアンジェラとかリンダとか。でも「彼と結婚したいと思う女性」は特定の1人ではありません。だからここではa womanを使います。そして過去分詞の接触節では意味不明なので、a woman who wants to get married to himと関係詞を使って書き直しました。どれでもOKです。

    土曜日, 9月 24, 2011 at 4:33 PM | Permalink

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