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悪魔の語法(動詞編7)他動詞のようで自動詞のagree

今まで勉強してきた「自動詞のようで他動詞」の真逆で、「他動詞のようで自動詞」というのがあります。この特徴も、日本語にすると「何」になることです。だから自動詞か他動詞か判断しづらいわけですね。ここで勉強する agree も「何に賛成する」と和訳できます。でも「賛成する」で覚えると agree の下の3つの意味を区別しづらいので「①人と意見が一致する」「②事に同意する」「③食べ物・気候が人に合う」と覚えるようにしてください。
■【事で人と意見が一致する】僕はそのことに関して君と意見が一致した。
I agreed with you on [about] the matter.
agree は自動詞ですから、その直後に「何に」は来ません。言い換えると「君と意見が一致する」は agree you にはならないわけです。自動詞は前置詞と仲が良くて、自動詞+前置詞で句動詞となって、その後ろに「何に」が来ましたね。(忘れた子はここを参照してください。)だから「人と意見が一致する」は agree with 人 になります。人と意見が一緒なわけですから「一緒の with 」だと覚えてください。また、何のことについて意見が一致するのかを「on 事」や「about 事」が表現します。「事で意見が一致する」だけを取り出しても英語に出来ます。こんな具合です。
◇【事意見が一致する】僕らはそのことで意見が一致した。
We agreed on [about] the matter.
■【事に同意する】彼は僕らの計画に同意しないだろうね。
He won’t agree to our plan.
さて、今度は人の意見や考えに対して「それでいいよ!」「僕に異存はないよ」と言う場合の表現です。人の意見や考えを指さして「それでいいよ!」と言うわけですから「指さす to 」を使います。
■【食べ物・気候が身体に合わない】牛乳は僕の体質に合わない。
Milk doesn’t agree with me.
■寒い気候は苦手です。
Cold weather doesn’t agree with me.
意外に良く出題されるのが「食べ物や気候が人に合わない」のagreeです。普通は否定文で使います。主語の所に食べ物や気候が来ることに注意してください。まとめておきます。
それでは類題を解いてみましょう。
I agree (     ) this point.【③】
① you・・・・・・・・・・② to you on
③ with you on                                                                                     ■この点について僕は君と同じ意見である。
Do you agree (     ) my suggestion?【②】
① as・・・・・・・・・・・② to
③ for・・・・・・・・・・④ with                                                                              ■君は僕の提案に賛成ですか。
point
①「事で人と意見が一致する」=agree with 人 on [about]  事
②「人の意見・考えに同意する」=agree to 意見・考え
③「食べ物・気候が人の身体に合う」=食べ物・気候 agree with 人

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