Skip to content

構文061「結果・程度構文」その10「結果のto」

toには、もともと「指をさす」働きしかありません。例えば不定詞の名詞用法なら、go thereは「そこに行く」という動作だけど、to go thereにすると、その動作を指さすことで現実からその動作を切り取って「そこへ行くこと」という名詞に変え、言表の対象にするわけです。文法では「不定詞の名詞用法」なんて呼んでますが、元を正せばただ「指をさしている」だけなのです。
前置詞のtoもやっぱり「指をさす」働きが根底にあって、「運動方向を指さす」→「限界点を指さす」→「終着点を指さす」と意味が広がってゆくだけです。だから、toには不定詞にも前置詞にも「結果を指さす」働きがあります。こんな具合です。
■凍え(焼け・飢え)死ぬ
freeze to death「凍える→(その結果)→死」
be burnt to death「焼ける→(その結果)→死」
starve to death「飢える→(その結果)→死」
この例文は直後に名詞が来ているので、toは前置詞ですね。toを挟んで左の「凍える」が原因で、右に「死」という結果が並んでいるわけです。さて、次のは不定詞です。
■彼は大人になって(その結果)医者になった。
He grew up to be a doctor.
■箱を開けたら(その結果)空っぽだと分かった。
I opened the box to find it empty.
■一生懸命頑張ったが(その結果)結局失敗した。
I worked hard only to fail.
■彼は中国へ行ったが(その結果)2度と戻ってこなかった。
He went to China never to return.
今度は不定詞ですから、toの後ろは動詞の原形です。でも、toを挟んで左が「原因」、右が「結果」であることには変わりありません。結果の不定詞のパターンは「その結果~になる」「その結果~だと分かる」「(その結果)結局は~する」「その結果2度と~しない」の4つです。今後toが出てきたら、上に矢印(→)を書いても良いでしょうね!これで「結果・程度構文」は全巻の終了です。お疲れ様でした。
それでは、類題を解いてみましょう。
目が覚めると、家が火事になっていた。一語不要
I awoke ( find / fire / found / house / on / the / to ).
→I awoke [ to find the house on fire ].
He will live (    ) a hundred years old.【④】
①as many・・・・②by
③since・・・・・・・④to be
■彼は100歳まで生きるだろう。
急いで帰宅しましたが、家には誰もいませんでした。
I hurried ( find / to / house / that / my / home / only ) was empty.
→I hurried [ home / only to find that my house ] was empty.

6 Comments

  1. Z社長 wrote:

    今までのこれだけ英文法を全て印刷したものってもらえますか?

    月曜日, 6月 6, 2011 at 8:55 PM | Permalink
  2. yabu wrote:

    了解です。あ、季節の変わり目になるといつも起こるのですが、昨日か頸椎のヘルニアの具合が思わしくありません。今日は整形外科にちょっと行ってきます。明日以降になりますがお許しください。

    月曜日, 6月 6, 2011 at 8:59 PM | Permalink
  3. Z社長 wrote:

    あっ、ルール16もお願いします

    月曜日, 6月 6, 2011 at 8:59 PM | Permalink
  4. yabu wrote:

    了解です。簡易版は薮研のPDF教材のところにあります。詳細版が必要なら印刷できますよ。

    火曜日, 6月 7, 2011 at 5:01 AM | Permalink
  5. Z社長 wrote:

    明日(6/8)の朝8時過ぎに取りにうかがいます。

    火曜日, 6月 7, 2011 at 10:01 PM | Permalink
  6. yabu wrote:

    了解しました。印刷しておきます。

    水曜日, 6月 8, 2011 at 8:04 AM | Permalink

Post a Comment

Your email is never published nor shared. Required fields are marked *
*
*