Skip to content

サアイ君からの質問

<質問>
amaze,astonish,surpriseは能動態として使う場合と受動態として使う場合で文の形が違ってくるものなのでしょうか?
例)surpriseのとき
能動態の時:surprise O 
受動態の時:be surprised at
のようなことです。お願いします。
<回答>
ここでも書いたのですが、農耕民族である日本人にとって、自分たちの周りのままならぬ自然はコントロールするものではなくて、勝手にそうなるものだとと発想します。一方、何でもコントロールしないと気が済まない狩猟民族である欧米人は、人は自然をコントロールし、自然は人によってコントロールされると発想します。だから日本語は勝手にそう「なる」、英語は意図的にそう「する・させる」です。普通、人には意志があり、モノにはありませんから「人はする・モノは人によってされる」のですが、英語では一部の動詞が「モノは人にそうさせる・人はモノによってそうさせられる」と発想するのがあります。サアイ君が例に挙げたsurpriseがそれです。だからこうなります。
■彼女の言動は僕を驚かせた
Her behavior surprised me.
■僕は彼女の言動に驚かされた
I was surprised at her behavior.
日本語には「モノが人にそうさせる」の発想がありません。だから「人は勝手にそうなる」、つまり勝手に「驚く」わけです。
◇僕は彼女の言動に驚いた
このさせる系の他動詞の特徴は「人is~ed」「モノis~ing」に成ることです。こんな感じです。
■僕は彼女の言動に驚いた。
I was surprised at her behavior.
■彼女の言動は驚くべきモノだった。
Her behavior was surprising.
さっきも言ったように、普通は「人はそうする・モノはひとによってそうされる」ですから、全くの逆になっているのが分かりますね。もちろん人が人を驚かせることがありますから、この公式は100%成り立つわけではありません。でも型として頭に置いておく価値はあります。させる系の他動詞については、PDF教材の「これだけ英文法」第3講の「3-8させる系の他動詞」で詳しく説明しています。そこも読んでおいてくださいね!

Post a Comment

Your email is never published nor shared. Required fields are marked *
*
*